小学校教師の意識調査「子どもの学力格差が大きい」94%

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今の子どもたちを見てどのように感じるか
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 日本標準教育研究所が8月に公表した調査報告書「小学校教師の現状と課題」によると、今の子どもたちについて9割以上の教師が子どもの個人差が大きくなっていると感じていることが明らかになった。

 同調査は、全国の小学校の先生を対象に、2012年4月と8月、12月の計3回「小学校教師の意識についてのアンケート」を実施。第1回「教師の仕事」、第2回「勤務状況と子どもの現状」、第3回「授業と教材」をテーマに調査した。アンケート回答数は、第1回が325人、第2回が373人、第3回が388人。

 子どもの現状について、教師が今の子どもたちを見てどのように感じるか尋ねたところ、「学力の格差が大きい」94%、「成長の度合いに大きな差がある」93%と、9割以上が子どもの個人差が大きくなっていると感じている。

 また、「生活習慣が身についていない子どもが多い」は87%、「教師が予想しない行動をとる子どもが多い」は50%が感じているものの、「自分の指導が通用していない」は18%と少ない。

 自由記述コメントによると、「学校、地域間の格差が大きい。」(教師歴23年・埼玉・男)、「地域差や保護者の家庭教育の差、地域の教育力の差が大きい。」(12年・北海道・男)、「格差と幼児化が近年著しい。地域により差も激しい。」(15年・北海道・男)とあり、家庭環境や地域によって、子どもの現状も異なっているようだ。

 さらに、「家庭教育、しつけの内容を、何の抵抗もなく学校に押しつけてくる保護者が多すぎる。」(16年・広島・男)、「子どもに対して毅然とした態度で子育てができているのかどうか、不安に感じる親子がとても多いと感じる。家庭での当たり前のしつけをもう少し頑張ってやってほしいと思う。」(16年・東京・男)、「家庭環境などで悲しい思いをしている子どもが、年々増えてきている。」(22年・長野・男)といったコメントが寄せられた。

 同研究所のホームページには、小学校教師の現状と課題について、128ページにわたる報告書が掲載されている。
《工藤めぐみ》

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