10月7日にノーベル医学生理学賞がスウェーデンのストックホルムで発表された。期待されていた東京大学の水島昇氏および東京工業大学の大隅良典氏の受賞は叶わず、米国の3大学にて研究を行う3名が受賞した。 受賞したのは、イェール大学のジェームス・ロスマン氏、カリフォルニア大学バークレー校のランディー・シェクマン氏、スタンフォード大学のトーマス・スードフ氏の3名。細胞内膜輸送を調節する機構の発見を評価したと、ノーベル賞委員会の事務局長のゴーラン・ハンソン氏はコメントした。 学術論文の引用動向データ集計サイト「Science Watch」などの受賞者予測では、日本人研究者も候補としてピックアップされていたが、山中伸弥教授に続く2年連続のノーベル医学生理学賞受賞とはならなかった。 なお、8日に発表される物理賞においては、東京工業大学の細野秀雄氏が候補者として注目されている。発表は、日本時間の18時45分より行われる予定で、YouTubeを通じてライブ配信される予定だ。