北海道教委、全国学力テスト結果報告書作成…下位脱却目指す

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全国学力・学習状況調査北海道版結果報告書
  • 全国学力・学習状況調査北海道版結果報告書
  • 平均正答率の推移(小学校)
  • 平均正答率の推移(中学校)
  • 管内の平均正答率のばらつき(小学校国語A)
  • 管内の平均正答率のばらつき(小学校国語B)
 北海道教育委員会は今年4月に行われた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を受け、平成25年度(2013年度)北海道版結果報告書を作成した。道教委が目指す全国平均の学力にはまだ隔たりがあるため、分析結果をもとに総合的な学力向上を推進してきたい考え。

 平成25年度の全国学力テストの結果は8月に発表。北海道の公立中学3年生の4科目の平均正答率は60.9%で全国38位。小学6年生の4科目の平均正答率は58.9%で45位だった。小学生は1位の秋田県と比較して11.25ポイントと大きく下回り、基礎学力不足を指摘されている。同教委は「平成26年度の全国調査までに学力を引き上げること」「平成29年度までにすべての管内で全国平均まで引き上げること」を目標として掲げ、学力向上を目指すという。

 報告書では、過去6年間の北海道と全国、小中学校ともに平均正答率が今年度全国1位だった秋田県の推移や各科目の領域の平均正答率を比較している。

 応用力を問われる小学校国語Bの「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」問題では秋田県と比較して平均正答率が13.7ポイントも低かった。中学校でも国語Bの同様の問題で秋田県より10.2ポイント低かった。

 小学校の国語B問題では無回答率が高く、「複数の内容を関係付けた上で、自分の考えを具体的に書く」問題では全国平均より6.2ポイント高い26.6%あった。一方、中学校の国語Bの「間違えやすい漢字を学習する際のコツを説明する」問題では、無回答率は昨年より14.4ポイント減り6.1%だった。

 また、小学校の数学Bの「帯グラフに示された割合と基準量の変化を読み取り、インターネットの貸出冊数の増減を判断して理由を書く」問題では、正答率は37.3%で全国平均を7.1ポイント下回った。

 報告書では、全国平均正答率より5ポイント以上低かった設問や、設問を学習指導要綱の領域、関心・意欲などの評価の観点、選択式や記述式などの問題形式などに分けて集計するなど、正答率のばらつきや課題などがわかるようになっている。

 さらに、道内14管内や「大都市・中都市」「町村」に分けた平均正答率のばらつきを表にしたものや、管内別の調査結果を公表している。

 同教委は、学校だけではなく家庭での生活習慣や学習習慣の見直しも大切で、学校、家庭、地域で危機意識を共有して連携協働していきたいという。

 報告書はホームページで見ることができる。
《田中志実》

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