内容は、家庭での学習方法から併願校選定のサポートまで、入試に関する幅広い保護者の悩みに対して一緒に考える場を設けるというものです。1回の面談は約2時間、年間約500時間を保護者の方々との面談に費やしています。 併願校選びに関する個別相談は、保護者への助言より「一緒に考える」というスタンスで行っています。併願校を選ぶ上で検討すべきなのは、偏差値や進学実績だけではないと考えています。そのため、各学校の現状「現場のリアリティ」を保護者と共有し、生徒の成長にとってどの学校が適しているか一緒にとことん話し合います。--保護者と生徒に合ったサポートや情報の充実度が代々木進学会の特長ですが、情報収集はどのように行われているのでしょうか。 代々木進学会が提供している情報の特長は、数字には表れない「現場のリアリティ」だと考えています。私たちは、年間約150校を訪問し、各学校の方針、どのような生徒をはぐくもうとしているか、学校の改革の現状や先生の苦労など、学校の今を把握するよう努めています。 また、各学校の「現場のリアリティ」を踏まえた上で説明会や個別面談を行っているため、各家庭が学校に望むベクトルに合わせた相談に応じることができます。説明会後のアンケート結果で「塾で聞けない話が聞けてよかった」という回答をいただくことが多いのは、情報の充実度を評価していただいているのだと感じています。--2013年より、高校受験や大学受験を対象としたサービスも展開していらっしゃいます。範囲を広げられた理由を教えてください。 代々木進学会では、これまでも高校受験や大学受験を控えた生徒を持つ保護者の方からお問い合わせをいただいておりました。お問い合わせの多くは、中学受験時に代々木進学会をご利用くださった方で、高校受験や大学受験対策も個別に対応しておりました。今回は、お問い合わせいただいた方のみに提供していたサービスを、広くみなさまにご提供するに至ったということです。--中学受験開始日まで残り僅かとなりましたが、保護者の方々にアドバイスをいただけますでしょうか。 この時期になりますと、ラストスパートに向け、教科・単元ごとの優先順位が必要になります。そのためには、1年を通じた生徒のデータを詳細に振り返り、対策を整えることが大切です。過去問を最後の最後まで解く作業は、12月で終わりです。これからは、優先順位をはっきりし、効率よく受験の準備をしてほしいものです。 また、何をもっての受験だったのかということを保護者が再認識し、何があってもよい受験だったと満足する覚悟を示すことも大切です。親が持つ覚悟は、生徒に伝わりますので、安心して入試に挑むことができるでしょう。プロセスを評価できる受験にしてほしいと思います。--ありがとうございました。