【高校受験2014】北海道公立高校入試<国語>講評…昨年並み

 北海道立高等学校入学者選抜学力検査が、3月5日(水)に実施された。最終出願状況によると、全日制普通科は札幌市内が1.3倍、石狩学区が1.1倍、上川学区が1.0倍などとなった。

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 北海道立高等学校入学者選抜学力検査が、3月5日(水)に実施された。最終出願状況によると、全日制普通科は札幌市内が1.3倍、石狩学区が1.1倍、上川学区が1.0倍などとなった。

 進学会グループの北大学力増進会の協力を得て、学力検査の「国語」の講評を速報する。この他の問題についても同様に掲載する。

◆<国語>講評(北大学力増進会 提供)

 大問4題という形態は従来通り。出題形式で変更のあった点は、次の2点。

1.「裁量問題」が過去6年間「論説文」からの出題だったが、今年は初めて「小説」からの出題となった。

2.「標準問題」は、一・二の二つの大問が小問集合形式という形で出題された。小説の独立大問はなかった。

 問題種類別の配点で見ると、記述問題の配点は「裁量問題」では60点満点中33点で、全体の半分以上を占める。「標準問題」でも23点で全体の4割近くになる。また、「標準問題」では、漢字の配点が10点から12点に増え、全体の5分の1になった。

 難易度は、「裁量問題」「標準問題」とも記述問題の配点がやや増えたが、中間点を取りやすい問題が多かったので、平均点は昨年と同様と思われる。

 例年通り記述問題が配点の4~5割を占め、得点に大きな影響力をもっている。日常から文章を読んだり書いたりする習慣をつけ、いろいろな種類の記述問題を解く訓練が必要だ。また、漢字・語句でも、熟語・敬語などさまざまな問題が出題されているので、幅広い漢字・語句の知識を学習しておくことが重要だ。全体的に総合的な国語力が要求される出題だった。

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 国語(PDF) : 解答 (北海道教育委員会 提供)

 このレポートは2014年3月6日(入試翌日)に速報として北大学力増進会により作成されたもの。
《工藤めぐみ》

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