来春卒業予定者の採用見込み「増加」と回答した企業が3割に上る

 ディスコは3月13日、「採用活動に関する企業調査(2014年2月調査)」を発表した。2015年3月卒業予定者の採用見込み「増加」と回答した企業が3割で、採用意欲の高まりが数字に表れた結果となった。

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2015年3月卒業予定者の採用見込み
  • 2015年3月卒業予定者の採用見込み
  • エントリー数と自社セミナーなどの参加人数から見る学生の反応
  • 学生について感じること
 ディスコは3月13日、「採用活動に関する企業調査(2014年2月調査)」を発表した。2015年3月卒業予定者の採用見込み「増加」と回答した企業が3割で、採用意欲の高まりが数字に表れた結果となった。

 調査は全国の主要企業8,758社を対象に2月17日から26日までインターネットで行った。

 2015年3月卒業予定者の採用見込みを見ると全体的に「増加」した傾向がみられるが、特筆すべきは「大卒理系」でどの属性よりも大きく伸びており、企業での理系人気が続いていることがわかる。

 2月時点でのエントリー数が前年度と比べ、「増えた」とする回答が「減った」という回答を下回っていることから、ややエントリー数の減少が見られる。その様子は実際の自社セミナーや会社説明会の参加人数にも表れているようで、全体で前年度に比べ「減った」36.1%と昨年より10.6ポイントも上回っている。

 また、学生に対して「就職活動について楽観的な学生が増えた」かを聞くと、「そう思う」が前年度より9ポイントも高い19.8%で、「ややそう思う」と合わせると約6割にも上ることもわかった。この結果と合わせると前述のエントリー数やセミナーなどの参加人数の減少も学生の意識が変わったと推察される。
《田邊良恵》

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