女性の9割超が「出産後も仕事を続けたい」過去最高に

 日本能率協会は4月17日、2014年度新入社員「会社や社会に対する意識調査」結果を発表した。9割以上の女性が「子どもが生まれても仕事を続けたい」と回答し、調査開始以来、過去最高となったことが明らかになった。

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子どもが生まれても仕事を続けたいか
  • 子どもが生まれても仕事を続けたいか
  • 育児休暇を取得することをどう思うか
  • グローバル化のイメージ
  • 海外赴任をしてみたいと思うか
  • 海外赴任をしたくない理由
 日本能率協会は4月17日、2014年度新入社員「会社や社会に対する意識調査」結果を発表した。9割以上の女性が「子どもが生まれても仕事を続けたい」と回答し、調査開始以来、過去最高となったことが明らかになった。

 調査は3月27日~4月8日、同社が提供する新入社員向けセミナーの参加者を対象に「会社や社会に対し、どのような意識や価値観を持っているか」意識調査を行い、1,039人の回答を得た。1999年より定期的に調査を実施しており、経年比較も行っている。

 グローバル化のイメージについて聞いたところ、「日本企業にとってビジネスの好機」75.3%、「自分も当事者である」78.2%と、身近に意識している。

 しかし、海外赴任については、「海外赴任はしたくない」が57.7%と過半数を超え、2年連続で増加した。海外赴任したくない理由は、1位「治安や食生活、衛生面で不安を感じるから」54.5%、2位「言葉が通じるか不安だから」52.0%、3位「日本が好きだから」39.3%だった。

 子どもが生まれても仕事を続けたいか聞いたところ、「ぜひ続けたい」72.3%と「続けられる環境がそろえば続けたい」22.3%を合わせて94.6%、女性の回答に限っても89.8%と約9割にのぼる。この項目の調査を開始した2006年以降、「続けたい」と考える女性の割合は緩やかな上昇傾向にある。

 また、共働きで育児をする場合、「ぜひ育児休暇を取得して育児をしたい」43.5%と「会社で前例があれば取得したい」26.1%を合わせると69.6%、女性の回答に限っては90.5%と、9割を超える女性が育児休業を取得したいと回答しており、過去最高となった。
《工藤めぐみ》

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