東京都、小5・中2全員対象の学力調査を実施…問題と解答を公開

 東京都教育委員会は7月3日、平成26(2014)年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」を実施した。調査対象は、都内公立小学校5年生(全数)1,298校9万1,343名と、都内公立中学校および中等教育学校2年生(全数)629校77,864名。

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  • 小学5年生算数調査票(一部)
  • 中学2年生英語調査票(一部)
  • 小学校児童質問紙調査票
  • 中学校学校質問紙調査票
 東京都教育委員会は7月3日、平成26(2014)年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」を実施した。調査対象は、都内公立小学校5年生(全数)1,298校9万1,343名と、都内公立中学校および中等教育学校2年生(全数)629校77,864名。

 同調査は、東京都の公立小中学校における児童・生徒の学力の状況を把握するために、学習指導要領に示されている教科の目標および内容の実現状況と、読み解く力の定着状況に関して調査を行ったもの。また、児童・生徒の意識や生活状況に関する「児童・生徒質問紙調査」と、学校における指導方法や取組み等に関する「学校質問紙調査」も、あわせて実施した。

 小学校は、国語・社会・算数・理科の4教科をそれぞれ40分実施し、中学校は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科をそれぞれ45分実施した。国語および中学校の英語は、リスニング問題も含まれている。

 「児童・生徒質問紙調査」には、各教科の理解度や好き嫌いを5段階で評価する項目や、読書時間、朝食を食べたかどうか、家庭での対話などを問う項目があった。「学校質問紙調査」には、前年度の授業や生活指導に関わる取組みについてや、各教科の習熟度別授業の実施状況について問う項目があった。

 都教育委員会では、今後この調査問題および結果を活用し、学校教育の改善・推進を図っていくという。なお、調査票の内容や各教科の問題と解答は、都教育委員会のホームページに公開されている。
《荻田和子》

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