気象庁が7月10日9時50分に発表した台風情報によると、大型で強い台風8号(ノグリー)は、宮崎市付近を1時間におよそ30キロの速さで東へ進んでいるという。宮崎県や佐賀県の公立学校は10日に臨時休校となった。 台風の中心は、12時間後の10日21時には和歌山県新宮市、24時間後の11日9時には福島県いわき市に移動する見込み。最大瞬間風速はいずれも35メートルが予想される。台風はこの後、温帯低気圧に変わり、48時間後の12日9時には北海道の東へ移動すると見込まれる。 関東甲信地方では、10日夜のはじめ頃から11日明け方にかけて非常に強い風が吹き、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る恐れがある。11日6時までに予想される雨量は、いずれも多い所で、関東地方北部200ミリ、関東地方南部300ミリ、甲信地方300ミリ、伊豆諸島180ミリの見込み。 宮崎県や佐賀県の公立学校は10日に臨時休校となったほか、高知市でも市立小中学校と養護学校、幼稚園が休校となった。また、長崎大学や熊本大学、鹿児島大学などは10日を休講とすると発表した。台風の状況によっては学校や塾などの授業実施に影響が出る可能性があるため、各校に問い合わせるか、ホームページなどで確認が必要だ。