文部科学省は8月5日、平成25年度の「スーパーエコスクール実証事業」で2自治体が策定した基本計画書を公表した。岩手県雫石町、滋賀県守山市の公立小中学校の有識者、教職員、地域住民などが参加するワークショップの検討を踏まえた基本計画書が策定された。 スーパーエコスクール実証事業は、公立小中学校のゼロエネルギー化を目指し、環境を考慮した学校施設の整備を推進するもの。平成25年度は岩手県雫石中学校と滋賀県守山中学校を委託選定していた。 岩手県雫石中学校は、校舎延べ面積7,142平方メートル、RC造3階建て、昭和47年建築。実証事業では、建物の断熱化や暖房エリアの集約などによる冬期の省エネ、雪氷熱利用設備による夏季の省エネに取り組むとともに、自然エネルギーを活用した創エネ(太陽光発電設備や太陽熱利用設備)を利用してゼロエネルギー化を目指す。 滋賀県守山中学校は、校舎延べ面積8,581平方メートル、RC造・鉄骨造の混構造の2階建てに改築される。建物の断熱化、琵琶湖からの風や地中熱を利用した省エネに取り組むとともに、自然エネルギーを活用した創エネ(太陽光発電設備)を利用して、ゼロエネルギー化を目指す。 今後のスケジュールとして、策定された基本計画書にもとづき、雫石町では平成26年度に基本設計・実施設計が行われ、平成27年度にエコ改修工事が実施される。守山市では平成26年・27年度に改築工事が実施される。基本計画の概要はホームページで見ることができる。
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