広尾学園は、PC、スキャナー、3Dプリンターなどを活用したデジタルファブリケーションラボを立ち上げるため、Project ABBA(Atom to Bit/Bit to Atom)というプロジェクトを始動。7月26日にプロジェクトの第一弾として、同学園の生徒が3Dツールの体験ワークショップを実施した。
これらの最先端事例において重要なのはモデリングデータだと原氏は説明、近年は彫刻家など芸術家が3Dプリンターで作品作りをすることも増えていると話す。作品をモデリングデータとして作ることで、海外で個展を開くときにデータだけを現地に送り、出力を現地のプリンターで行うことも可能になる。造形をデジタル化し、そのデータで形を作る、これがABBA(Atom to Bit/Bit to Atom)の意味であり、ラボのコンセプトでもあるという。 《中尾真二》