小中学生の親の7割が「成績」と「進学費用」に悩み

 トレンド総研は8月22日、子どもの教育に関する意識調査結果を発表した。各家庭における子どもの進学の悩みは、1位「学力・成績」71%、2位「進学費用」68%であった。ファイナンシャルプランナーのアドバイスも合わせて紹介している。

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各家庭における子どもの進学の悩み
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  • 「教育改革」への期待
 トレンド総研は8月22日、子どもの教育に関する意識調査結果を発表した。各家庭における子どもの進学の悩みは、1位「学力・成績」71%、2位「進学費用」68%であった。ファイナンシャルプランナーのアドバイスも合わせて紹介する。

 同調査は、中学生・高校生の子どもをもつ母親500名を対象にインターネット調査を実施。調査期間は6月25日~6月26日。

 安倍晋三首相が掲げる「教育改革」について、「期待している」97%、「わからない・特にない」3%と、関心の高さがうかがえる。具体的に改革に望むことは、「学費の無償化」(群馬県・47歳)、「親の収入で子どもの進路が影響されないように」(神奈川県・44歳)といった、進学費用に関する意見が多く寄せられた。

 各家庭における子どもの進学の悩みについて聞いたところ、もっとも多いのは「学力・成績」71%、ついで「進学費用」68%、「将来の職業との関連」56%、「大学・学部の選び方」46%となった。具体的には、「希望の進路が金銭面で可能かどうか」(福岡県・36歳)、「学費が高いので、お金のことは気にせず大学を選ばせてあげられないところ」(東京都・48歳)、「私立学校に進むことで経済的な負担が大きいこと」(神奈川県・45歳)といった学費面の悩みが多くあげられた。

 ファイナンシャルプランナーの大竹のり子氏は、「子どもが生まれた瞬間からコツコツと貯金を積み上げていくこと。しかし貯金をできる期間は、長いようにみえて実はとても短いという点には注意が必要です。限られた期間の中では、必要な学費の全額を貯金できない方も多く見受けられます。そんなときは、自身で貯めたものと組み合わせて、『奨学金』や『教育ローン』を上手く使うことをおすすめします」とアドバイスしている。
《工藤めぐみ》

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