中高英語教師、難しいのは「英語で文法を教えること」

 中高の英語教師が難しいと感じているのは「英語で文法を教える」であることが8月27日、英会話教室を運営するイーオンの実態調査からわかった。学校現場で「読む」「聞く」「書く」「話す」という4技能に力点が置かれ始める中、重要度が増す項目への不安が多く指摘された。

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サポートが必要だと感じていること・困難を感じていること
  • サポートが必要だと感じていること・困難を感じていること
  • 教科書にもっと盛り込んでほしいと思うスキルや内容
  • 自身が英語スキルアップにかけられる時間
  • スキルアップのための取組み
  • 大学入試に英語外部試験を導入することに対する考え
  • 大学入試への導入にふさわしい英語外部試験
 中高の英語教師が難しいと感じているのは「英語で文法を教える」であることが8月27日、英会話教室を運営するイーオンの実態調査からわかった。学校現場で「読む」「聞く」「書く」「話す」という4技能に力点が置かれ始める中、重要度が増す項目への不安が多く指摘された。

 高校において「英語で英語を教える」授業が開始され、大学入試に英語の外部試験導入が議論されるなど、英語教育の現場で大きな転換点を迎えつつあることから、調査を企画。

 今夏、英語教師セミナーを開催するにあたり、参加希望者の応募条件としてインターネットで調査を実施した。対象は、中学・高校で英語を教えている現役教諭90人。

 「現在の英語授業・教授法についてサポートが必要だと感じていること・困難を感じていること」については、中高ともに「英語で文法を教える」がもっとも多く、46人と半数を占めた。次いで「スピーキング指導」40人、「ライティング指導」35人と続いた。

 従来の文法・読解中心の教育から、使える英語として4技能の総合育成が進む中、重要度が増す項目に不安を抱く教師が多い実態が浮き彫りとなった。英語を英語で教える基礎となる「クラスルームイングリッシュ」も上位に挙がった。

 「教科書にもっと盛り込んでほしいと思うスキルや内容」では、「プレゼンテーション」が最多の50人だった。高校では、「プレゼンテーション」と「スピーチ」がトップに並び、その次に「ディスカッション」が続くなど、話すことを重要視する傾向にあった。

 一方、中学校では1位「プレゼンテーション」、2位「スピーチ」に続き、3位に「フォニックス(英語の音と文字を結びつけるためのルールを学ぶ音声学習法)」が入り、基礎的な項目への回答が多かった。

 「自身が英語スキルアップにかけられる時間」については、中高ともに「1日1時間未満」が8割を超えた。特に中学校では、「1日2時間以上」という教師は0人で、「まったくとれない」が3割を超えた。週単位でみると、「週1~3時間」が中学校25人、高校20人ともっとも多かった。スキルアップのための具体的な取組みは、「書籍・英語教材」が最多だった。

 大学入試に英語外部試験を導入することに対しては、中高の過半数が「賛成」と回答。高校よりも中学校で賛成の割合が高く、高校53%、中学校74%だった。賛成と回答した教師にふさわしい外部試験を挙げてもらった結果では、中高ともに「TOEFL」がトップだった。中学校では2位に「TOEIC」と「英検」が並び、高校では2位「TOEIC」、3位「英検」「TEAP」という結果になった。
《奥山直美》

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