子どもの頃に家で料理の手伝いをしたことで、調理に興味がわいた人もいると思うが、“子どもに料理を手伝わせられない”という親が多いらしい。 オイシックスと通信添削学習の「ドラゼミ」を運営する小学館集英社プロダクションが、小学生以下の子どもを持つ809人の「ドラゼミ」会員を対象に実施した「お子さんのお手伝い」に関する意識調査で、『お子さんに最もよくお願いするお手伝い』を聞いたところ、「料理(洗う、切る、炒めるなどの調理)」と回答した人が、6.7%しかいなかったという。 また同調査で、『お子さんが最も好きなお手伝いは何ですか?』という質問をしたら、47.1%の人が「料理(洗う、切る、炒めるなどの調理)」と回答してトップに。それ以外では「食事の準備・片づけ(12.0%)」「おつかい(9.6%)」「お風呂そうじ(6.6%)」などがあった。 そこで、子どもが好きな「料理のお手伝い」を手伝わせられていないという親に、その理由を聞いたところ、以下のような結果になった。 ■子どもに「料理」を手伝わせられていない理由 1位:手伝わせると手間がかかる・親がやった方が早い 2位:忙しくてその時間や余裕がない 3位:子どもにとって火を使わせるのは危ない 4位:子どもにとって刃物(包丁、ピーラーなど)を使わせるのは危ない 5位:散らかりやすく、後片付けが大変 6位:子どもが手伝えるようなメニューを考えるのが面倒 7位:子どもが上手にできない このほか、『お子さんにお手伝いをさせる場合、一緒に作りたい料理を教えてください』という自由回答の質問では、「カレー」と答えた人が圧倒的に多かった。そのほかとしては、「子どもが好きな料理」「子どもが苦手な料理」「お味噌汁をだしからとって作る」「季節の野菜を使った料理」などを教えたいという人もいた。