映像教材を活用したい教職員は8割…作成時間・コストが難点

 映像教材を授業に活用したいと回答した教職員は8割に上るものの、教材作成に時間・コストが必要であることをデメリットに感じている割合は7割近いことが、eラーニング戦略研究所の調査結果より明らかになった。

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映像コンテンツの利用意欲
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  • 映像コンテンツの学校での活用経験(学校別)
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  • 利用した映像コンテンツの内容(学校別)
  • 利用した映像コンテンツの活用方法
  • 利用した映像コンテンツの活用方法(学校別)
 映像教材を授業に活用したいと回答した教職員は8割に上るものの、教材作成に時間・コストが必要であることをデメリットに感じている割合は7割近いことが、eラーニング戦略研究所の調査結果より明らかになった。

 同調査は、小・中・高校、大学・大学院、専門学校、予備校・学習塾の教職員・経営者の計118名を対象に、教育現場におけるビデオ教材(映像コンテンツ)の利活用状況について、Webアンケートを実施。2012年に実施した調査結果と比較した定点観測も行った。調査期間は9月11日~12日となっている。

 映像コンテンツの学校での活用経験は50%に上る。学校別に2012年の調査結果と比較すると、小中高では45.8%から50.0%に、予備校・学習塾では41.3%から50.0%に活用が拡大している一方で、大学・大学院では60.0%から48.6%に縮小している。

 内容は、「講義・授業内容」が76.3%ともっとも多く、「ニュースや参考映像」39.0%、「専門技術やPC等の操作方法」28.8%、「一般教養・ビジネスマナー」22.0%が続いた。

 活用方法を2012年と比較すると、「授業の補足資料」が82.8%から88.1%に拡大している。「オンデマンド教材として予復習・補講に活用」している教員も25.9%から27.1%に伸びている。学校別にみると、大学では「講義の補足的利用」が増加しており、専門学校や予備校・塾では「オンデマンド教材として予復習・補講に活用」が増加している。

 映像コンテンツを活用したいと回答した割合は78.8%に上り、Appleが提供する教育コンテンツ配信システム「iTunes U」や、教育・学習向けの映像コンテンツを厳選した「YouTube for Schools」などのサービスを63.5%が「利用してみたい」と回答。2012年の55.1%と比べて関心度が高まっている。

 映像コンテンツの教育利用のメリットは、「わかりやすく学習効果が高い」82.2%、「学生・生徒の学習意欲が上がる」58.5%などが挙げられた。一方、「教材作成に時間・コストが必要」が56.8%から67.8%に拡大しており、実際に学校で利用されている映像コンテンツの約半数は教職員により内製されていることも明らかになった。

 また、デメリットとして挙げられた「映像活用教育に対する理解が不十分」は32.2%から22.0%に減少、「学生の反応・理解度がわかりづらい」についても31.4%から16.9%に減少している。
《工藤めぐみ》

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