文部科学省は、官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の第2期生(平成27年度前期)の応募状況を発表。応募数は784人と前回(第1期)の半数以下となっている。 同プログラムは文部科学省、日本学生支援機構、民間企業などの協働により、平成26年に創設された海外留学支援制度。大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)に在籍している学生を対象に、民間企業などによる奨学金や渡航費、授業料などといった留学に関する経費をはじめ、インターンシップ、フィールドワークなどの多様な活動についても支援を行うという。 10月1日~24日に募集された第2期生の応募人数は784人(第1期1,700人)、在籍大学等数173校(同221校)と前回をはるかに下回った。 コース別では「自然科学系、複合・融合系人材コース」270人(採用予定220人)、「新興国コース」92人(同80人)、「世界トップレベル大学等コース」134人(同100人)、「多様性人材コース」288人(同100人)という結果となった。 今回の応募者数の減少の要因として、留学開始ピーク時期(平成27年8月~10月)が募集時期の1年先と遠いため、応募要件である留学計画が定まらなかったこと、また、応募受付期間が前回より2週間も短いことから、留学受入先が未定の学生が多く、応募の難易度が大幅に上昇したのではないかとしている。これらを受け、今後はピーク時期を考慮した応募受付時期の調整と前後期の定員配分、提示する要件などについて検討していくという。 今後のスケジュールは、11月~12月に書面審査、2015年1月中旬に面接審査、2月上旬に採否結果通知、3月中旬に事前研修の実施、そして4月1日から留学開始が予定されている。