東京都大田区で回収された野鳥、インフルエンザ陽性

 東京都環境局は、11月26日に大田区で回収されたホシハジロ1羽の死体を簡易検査したところ、A型インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥と濃密な接触がある場合を除き、通常では人には感染しないという。

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 東京都環境局は、11月26日に大田区で回収されたホシハジロ1羽の死体を簡易検査したところ、A型インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥と濃密な接触がある場合を除き、通常では人には感染しないという。

 11月26日に東京都大田区内でホシハジロ1羽の死体が回収され、東京都家畜保健衛生所が簡易検査を行ったところ、A型インフルエンザウイルス「陽性」であることが確認された。同日、環境省が発生地周辺10キロメートル圏内を野鳥監視重点区域に指定し、確定検査のため検体を農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所に移送した。

 今後、環境省が高病原性鳥インフルエンザウイルスの確定検査を実施するが、結果が判明するまで数日から1週間程度かかる見込み。なお、現時点において病性は未確定であり、確定検査の結果、陰性となることもあるという。

 鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥と濃密な接触がある場合を除き、通常では人には感染しないと考えられている。日常生活では、手洗いやうがいをすれば過度に心配する必要はない。ただし、野鳥は鳥インフルエンザ以外にもさまざまな細菌や寄生虫を持っているので、野鳥への過度な接触は控え、糞尿には直接触れないよう心がけることが大切だという。
《工藤めぐみ》

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