聖学院大学は、今年で4回目となる聖学院大学復興支援ボランティアスタディツアー「サンタプロジェクト4」を12月5日から7日まで、2014年1月に連携協定を締結した岩手県釜石市で実施する。 ツアーには、学生40名、教職員・卒業生10名が参加。現地の人々との郷土料理づくり、被災した同世代(高校生)の話を聴く会、子どもクリスマス会、漁業ボランティア、海岸沿いの整備活動などを行う。 2013年の参加者は18名だったが、今年は定員30名に対し、60名が参加を希望。同大学では、4年間の地道なボランティア活動や告知の継続、学生の積極的な働きかけを応募者増加の理由にあげている。特にツアーの企画を担うプロジェクトリーダーとなった1、2年生は、中学3年の頃に震災を体験。当時は募金程度しか復興支援に協力できず、大学でボランティアに協力したいという思いを叶え、積極的に友だちを誘ったという。 ボランティアツアーは、学生にとってはアクティブラーニングの一つと位置づけられ、復興支援について考えを深めていく目的もあるという。学生が主体的にプログラム作りに関わり、今年は学生がイラストを描いたクリスマスカードを釜石の人々に手渡しをする予定だ。