◆ナビサイトや既卒専用の就職サイトとの併用 もし、なかなか内定が出ない場合、「ハローワーク」を検討することも一つの手だが、それ以外のサイトやサービスも併用することをおすすめする。いくつものサービスを使うのは、進捗状況の管理などの手間も増えるが、一つのサービスだけに依存するのは危険である。 ナビサイトと言っても、種類はさまざま。たとえば「リクナビ」も、少し前に中小企業の求人に限定した「リクナビダイレクト」という新しいサイトを立ち上げた。ほかにも「就職shop」という対面型のサービスなどもある。 このように、ここ数年で、「新卒生」の就職活動を少しでも支援しようと、さまざまなサービスが登場し始めた。まずは、そうしたサービスを調べて、気になったものを利用してみることもすすめたい。<大学と就職連載> 就職活動を行う学生を取り巻く状況は、当然のことながら、常に変化している。就活生のお子様を持つ保護者世代が学生だった頃と比べると、その変化は大きい。連載では、就活生と日々接しているキャリアスタッフが、大学や就職にまつわるデータを参考にしつつ、今の学生の就職事情について紹介していく。<著者紹介>高嶌悠人(キャリアコンサルタント) 慶應義塾大学法学部政治学科卒。株式会社電通を経て、教育系ベンチャー企業の株式会社ガクーに入社。そこでは新卒学生を対象とした就職活動支援スクールの運営に携わってきた。現在は独立し、高校や大学、塾、予備校などでキャリアをテーマとしたセミナーなどを開催したり、メディアにてキャリアに関するコラムなどを書いたりしながら情報発信している。著書に、「人気NO.1「内定塾」が教える エントリーシート 履歴書の書き方(高橋書店)」や、「これだけ覚える!一般常識&最新時事(高橋書店)」、「人気NO.1「内定塾」が教える!今までなかったエントリーシート 履歴書の文章講座」などがある。