若者の将来観…将来に向けてしていることは「貯金」、幸せに必要なのは「仕事」

 求人情報サービス「an」が発表した10代から20代の若者の将来・仕事観についての調査では、将来に向けてしていることの1位は「貯金」となった。安定した仕事に就くことを望み、20代は仕事中心に過ごしたいと考える傾向がみられた。

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将来へ向けて、今やっていること
  • 将来へ向けて、今やっていること
  • 20代をどのようなはたらき方のバランスで過ごしたいか
  • 30歳になったときの幸せに必要なこと
 求人情報サービス「an」が発表した10代から20代の若者の将来・仕事観についての調査では、将来に向けてしていることの1位は「貯金」となった。安定した仕事に就くことを望み、20代は仕事中心に過ごしたいと考える傾向がみられた。

 調査は、全国の15~24歳までの男女2,476人を対象にインターネットによって行われ、「若年層白書」としてまとめられた。

 大学生の将来なりたい職業は「公務員」が最多となり、回答理由でも「安定」や「ふつう」を求めるといった声が多くみられた。

 将来へ向けて、今やっていることについては、「やっていることがある」人が73.4%、「何かしたい」と答えた人が17.7%で、合わせて9割以上が「やっていることがある/やりたい」と回答した。

 実際にやっていることの1位は「貯金」で35.6%。2位に「資格・英会話」26.5%、3位に「その他の勉強」と「いろいろな人と話す・人脈を広げる」がそれぞれ18.0%と続く。勉学だけではない将来に向けての備えを求めていることがうかがえる。

 20代での理想の働き方のバランスは、仕事中心に過ごしたいと答えた人が62.6%。男性では61.9%、女性では63.0%が仕事を中心にしたいと考えており、働き方に対する考え方に大きな男女差は見られなかった。

 調査では「30歳になった時の幸せに必要なこと」も3つまで聞いており、1位は男女ともに「やりたい仕事をしていること」となった。2位は「やりたい趣味ができていること」42.6%、3位は「結婚/家族・子どもに恵まれていること」39.8%だった。

 「やりたい仕事」が幸せに必要と考えている男性は54.9%、女性は51.3%とどちらも半数以上の若者が仕事のやりがいを大事に考えていることがわかった。 
《勝田綾》

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