VQSマーケティングは、高等学校の遠隔教育を対象とした遠隔授業システム「VQSコラボLearning」の無償提供を12月9日より開始した。 文部科学省は12月8日、高等学校における遠隔教育の在り方に関す検討会議において、同時双方向型の遠隔授業を、卒業に必要な74単位の内、36単位を上限に認める方針を発表した。同社の遠隔授業システム無償提供はこれを受けて実施するもの。 「VQSコラボLearning」は、高音質Web会議システムをベースにした遠隔授業システム。直接顔を合わせて授業をしている環境同様の音質と、手書き入力デバイスによる書き込みが連動するホワイトボードが特徴。発売から10年、多くの大学・教育委員会・教育事業者が遠隔教育のプラットフォームとして利用しているという。 同社では、2016年3月31日までの間、先着10団体の自治体に対し、遠隔授業システム「VQSコラボLearning」を1年間無償提供。離島、過疎地域や、不登校・療養中など特別な支援が必要な生徒に対する教育機会提供を支援する。