タブレットで見て聞いて、継続しやすい家庭学習法「チャレンジタッチ」

 顧客満足度で評価する「イード・アワード2014 通信教育」で、「チャレンジタッチ」が小学生 タブレットの最優秀賞、「継続のしやすさ」「子どものお気に入り度」で小学生の部門賞を受賞した。

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小ゼミ中高学年タッチ開発担当の鈴木祥弘氏
  • 小ゼミ中高学年タッチ開発担当の鈴木祥弘氏
  • 鈴木祥弘氏
  • チャレンジタッチ
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--「チャレンジタッチ」の学習効果は、どのように現れていますか。

 「チャレンジタッチ」を1か月受講したユーザー調査では、94.5%の方が勉強が楽しくなったと答えています。また、85.4%の方がやる気が続いていると回答しています。継続のしやすさで評価をいただいていることは嬉しいですし、狙いどおりの結果になっています。

 また、見て学習できるので、授業の前に予習できるようになったという声もいただいております。予習のハードルが下がり、学校の勉強の理解が深まることで手を挙げたり積極的になれますから、そのためにも利用されているのかな、ということが会員様の声からの気づきです。

--タブレットと紙の教材を組み合わせて展開しているのはなぜですか。

 「チャレンジタッチ」は、タブレット中心講座なのですが、記述など学習しづらい部分については、「チャレンジ」で提供している赤ペン先生の問題や実力診断テスト、漢字ポスターなどを「チャレンジタッチ」会員様にもお届けしています。

 さらに、国語の記述や算数の文章題の学習量を増やしたい、難しい問題に挑戦したいという声もいただいているので、来年度からはレベル別コースから選べるような、紙のドリルのお届けも検討中です。

--どのような工夫が「継続のしやすさ」につながっているとお考えですか。

 教材設計は、学校現場の先生や教育研究所など、プロが共同で作成しています。理解を深めるためのステップを踏んだ問題構成や、進研ゼミの30年以上の歴史で積み上げてきた答案実績、教育研究所におけるつまずきの分析も反映しています。

 さらに、誤解答は履歴が残り、苦手問題に絞って取り組むことで反復演習ができ、つまずきを作りません。さらに解答に合わせた個別解説は納得度を高め、継続のしやすさにつながっていると思います。

--学校での活用例はありますでしょうか。

 岡山県赤磐市内の2つの小学校で、今年9月から休み時間や一部授業に試験的に取り入れていただいています。たとえば、理科の実験を動画で何度でも見られるのがいい、とご好評をいただいています。

 また、解説がわかりやすいということや、すぐにおさらいができるので理解が定着しやすいとの声もいただいています。動画なら見てすぐにわかり、繰り返し見られますからね。

--6年生用が2015年度にスタートしますが、他の学年用との違いはありますか。

 歴史学習や人体理解など、中学以降重要となる内容は、必要なタイミングで付録アプリをご提供する予定です。中学準備号として、6年生の1~3月号には小学校の総まとめプログラムのほか、1月号からの英語の中学準備プログラムは、文法や表現など、中学での授業につながる単元をご用意します。

--新たな計画がありましたらお聞かせください。

 「チャレンジタッチ」は、触れて、体験していただくと、学ぶ楽しさが実感できます。来春までに500拠点をめざして設置している「エリアベネッセ」で体験いただくことができますので、ぜひ本物を見て触って、「チャレンジタッチ」のワクワク感を体験していただきたいですね。

--ありがとうございました。

 イードは、2014年10月27日~2014年11月8日、通信教育を受講している幼児・小学生・中学生・高校生・既卒生(大学受験生)のお子さまをもつ保護者を対象に、通信教育における満足度調査を実施し、「イード・アワード2014 通信教育」として2014年11月に発表した。「チャレンジタッチ」は小学生 タブレットの最優秀賞および「継続のしやすさ」「子どものお気に入り度」の部門賞を受賞した。
《船田るみ子》

船田るみ子

北海道生まれ、フリーランスのコピーライターとして活動中。興味がある分野は、ニューロダイバーシティを含め教育、美術、建築、スポーツ(野球)、NFT、Web3など。企画・編集協力として、日めくり型書籍『年がら年中長嶋茂雄』(ベースボール・マガジン社刊)がある。Podcastを聞きながらのランニングが日課。

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