約6割が自分の子どもを叩いた経験あり…最多の理由は「カッとなって」

 ブライト・ウェイが発行する育児情報誌mikuが行ったアンケート結果によると、61.6%が自分の子を叩いた経験があり、叩いた理由はしつけよりも自分の感情が抑えられずカッとなったためが64.9%に上ることが明らかになった。

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 ブライト・ウェイが発行する育児情報誌mikuが行ったアンケート結果によると、61.6%が自分の子を叩いた経験があり、叩いた理由はしつけよりも自分の感情が抑えられずカッとなったためが64.9%に上ることが明らかになった。

 児童虐待の多くは、子どもの頃に叩かれた経験がある親によって引き起こされているとのデータがあることから、同情報誌では、子どものしつけ、叩くことについてについてアンケート調査を行った。調査は、30代前半を中心に男性104人、女性1,290人の計1,394人を対象に実施。集計期間は2014年9月25日~12月5日。

 子どもを叩くことがあるか聞いたところ、「叩いたことはあるが、今まで1~2度程度」42.2%、「叩いたことはない」38.5%、「週に何度かは叩いている」16.8%、「止められなくなるほど叩いたことがある」2.6%の順に回答者が多かった。

 叩いたことがある人の叩く理由は、「自分自身がカッとして思わず叩いてしまう」がもっとも多く64.9%、「自分は冷静だが、しつけるために叩いている」19.3%、「その他(危ないことをした、噛まれたなど)」15.7%が続いた。

 自分自身が親から叩かれた経験は、「時々叩かれた」40.9%、「叩かれたが1~2回」29.8%、「叩かれた記憶はない」24.2%、「日常的に叩かれていた」5.1%の順に回答者が多かった。

 自分自身が親から叩かれたことをどう思っているか聞いたところ、「悪い行動をしたので仕方ない」が53.3%でもっとも多く、「叩かれるのは怖かった」27.3%、「叩かれないように振る舞った」13.1%、「そのたびに受け入れられて(愛されて)いない気がした」5.7%などが続いた。

 しつけのために叩くことは必要か聞いたところ、「不要」51.1%、「必要」48.9%で、不要が必要をわずかに上回った。叩かないでしつけることについては、「叩いてその場はいったん収まっても、また同じことの繰り返しになる」42.4%、「しつけるためには叩くことも必要」34.7%、「叩かないでしつける方法がわからない」10.3%、「叩かないしつけは子どもへの育児放棄、愛情が不足している」1.7%などの回答があった。
《工藤めぐみ》

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