ラヴジョイ彗星が見頃、20日前後に尾が見えるチャンスも

 ラヴジョイ彗星が、見頃を迎えている。1月に入って明るさを増しているが、新月となる1月20日前後は特に観望チャンスとなり、条件が良ければ淡い尾が見える可能性もあるという。

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ラヴジョイ彗星の軌道上の位置
  • ラヴジョイ彗星の軌道上の位置
  • 東京の夜空におけるラヴジョイ彗星の見え方
 ラヴジョイ彗星が、見頃を迎えている。1月に入って明るさを増しているが、新月となる1月20日前後は特に観望チャンスとなり、条件が良ければ淡い尾が見える可能性もあるという。

 オーストラリアの天文家、テリー・ラヴジョイさんが2014年8月に発見したばかりのラヴジョイ彗星。「ラヴジョイ」は通称で、「C/2014 Q2」が仮符号となる。

 ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC)日本版公式サイトによると、ラヴジョイ彗星は地球への接近に伴い、急速に明るさを増しながら北へ移動。現在、北半球全域において肉眼で観測することができ、太陽風の影響を受けて緑色に輝いているという。

 アストロアーツによると、ラヴジョイ彗星は2014年末から双眼鏡で見える明るさになっており、2015年に入って4等台に達した。空が暗いところでは肉眼、明るいところでも双眼鏡があればすぐに見つけることができるという。

 特に観望チャンスとなるのが、新月のため空が暗くなる1月20日前後。「空が暗ければ、双眼鏡で淡い尾も見えるかもしれない」と、解説している。

 ラヴジョイ彗星を探すには、星図を参照して明るい天体を目印にたどると見つけやすい。また、日時を設定して見える位置を表示するモバイルアプリなどもある。
《奥山直美》

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