【高校受験2015】北海道公立高校入試<社会>講評…昨年並み、小問が1問増加

 平成27(2015)年度北海道公立高校入学者選抜学力検査が3月4日に実施された。リセマムでは、道内で多数の学習塾を運営する練成会グループの協力を得て、学力検査の「社会」の講評と予想平均点、ボーダーラインを掲載。このほかの教科についても同様に公開する。

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 平成27(2015)年度北海道公立高校入学者選抜学力検査が3月4日に実施された。リセマムでは、道内で多数の学習塾を運営する練成会グループの協力を得て、学力検査の「社会」の講評と予想平均点、ボーダーラインを掲載。このほかの教科についても同様に公開する。

◆<社会>講評(練成会グループ)

 昨年度同様、大問4題(小問集合・地理・歴史・公民各1題)が出題されたが、小問数は昨年度より1問多い43問となった。3分野間の配点は、地理が21点、歴史が20点、公民が19点となっている。

 大問1の小問集合は、各分野の基本事項を問う問題。地形図の読解問題、国際社会に関する問題、江戸幕府の将軍が在位していた期間のできごとを選ぶ問題も出題された。

 大問2は文化財の写真を用いた歴史の問題。例年出題される歴史上のできごとがおきた場所や史跡のある場所を略地図から選ぶ問題も出題され、今年は問5で東大寺南大門、銀閣、日光東照宮、原爆ドームのある場所が問われた。

 大問3は公民の問題。地方自治や裁判所、消費者問題など、日常生活と密接に関連する内容を、図や資料等を用いて出題している。

 大問4は略地図や統計資料等を用いた地理の問題。問4(3)の2013年の日本における、ロシア連邦、韓国、中国、インドネシアからの輸入総額にしめる輸入額の割合等を示した統計表から、ロシア連邦に当てはまるものを選ぶ問題はやや難問といえる。

 大問1の小問集合は基本事項が多く、社会的な知識を整理しておく必要がある。大問2~4にはやや難度が高い問題もあり、単に用語暗記するだけではなく、出来事の時代背景や地図から俯瞰できるような視点をつけておくことが必要である。また、略地図や統計表、略年表などの資料を短時間で正確に分析する力をつけるためにはポイントの置き方を意識した勉強をすることが重要になってくる。事象等を正確に表現する力をつけることも不可欠である。

 このレポートは3月4日(入試当日)に速報として練成会グループにより作成されたもの。正答は下記より確認できる。

社会:問題 正答
《工藤めぐみ》

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