4月からの牛乳の値上げ、55.2%が「知らない」…頑張る酪農家

生活・健康

今春、牛乳の出荷価格が2~5%程度値上がりすることを知っているか
  • 今春、牛乳の出荷価格が2~5%程度値上がりすることを知っているか
  • 牛乳を飲用する理由
  • 牛乳を購入する際に重視すること
  • 牛乳が国産であること
  • 日本の酪農が日本の食生活に不可欠だと思うか
  • 日本の酪農を応援したいか
 身近な飲料であり、特に育ち盛りの子どものいる家庭には欠かせない牛乳。子どもが心身ともに健康に育つためにはカルシウムの十分な摂取が必要で、成長期の子ども(10~14歳)には1日に700~1000mgのカルシウムが必要とされる。この牛乳を手軽にとれる食品としてまず思いつくのが牛乳だが、1杯(200g)あたりに227mgのカルシウムが含まれている。

 この牛乳の出荷価格が、4月に値上げされるという。ネオマーケティングが全国の女性を対象に実施した調査によると、牛乳の出荷価格が2~5%程度値上がりすることを「よく知っている」人はわずか10.4%、「聞いたことがある」人は34.4%で、過半数の55.2%が「知らない」と回答している。

 同じ調査で聞いた「牛乳を飲用する理由」(複数回答)としては「健康に良いから」64.5%、「カルシウム摂取のため」61.6%と多くの方が健康を意識して飲んでいることが伺える。「牛乳を購入する際に重視」(複数回答)するのは、「価格」62.6%がもっとも多く、これに「賞味期限」59.2%、「味」58.7%が続き、37.0%が「メーカー」としている。

 中央酪農会議によると、世界的な穀物価格の高騰が、食品価格上昇の背景にあるという。急激な円安も原材料のコスト増に影響しており、光熱動力費、流通費、包装資材価格の上昇もこれに追い打ちをかけ、食品の値上げがやむを得ない状況になっている。穀物の高騰は、乳牛を育てるのに欠かせない飼料価格に直接的に影響する。

 厳しい経営環境が続くことで、酪農家の減少が続き、その担い手の確保が課題となっている。こうしたなか、課題を乗り越えようと努力を重ねている酪農家も多くいるという。

 新潟県のMoimoiファームでは、20代の若手スタッフが牧場を支えている。これまで10人ほどの若者を採用したというが、その半数は、地元にある新潟県農業大学校からの紹介。畜産科の卒業生や酪農に興味もつ若者を受け入れ、一から指導をしたという。またMoimoiファームでは、2人の女性スタッフも活躍する。農業大学校を卒業して2年目の女性は、はじめのうちは体力に不安があったそうだが、徐々に仕事の幅を広げている。今では、女性の体力でも問題がなかったと思うほどに成長しているのだそうだ。

 この牧場では経営は順調だということだが、この1年で価格が10~15%ほど値上がりした飼料価格は大きな負担になっている。4月から酪農家の搾る生乳(牛乳や乳製品の原料)の取引価格も値上がるため、経営への負担は多少緩和するというが、依然として、不安定な経営環境が続くことが懸念されている。

 ネオマーケティングの調査から、「日本の酪農が日本の食生活に不可欠だと思う」人は98.6%(非常にそう思う・そう思う・どちらかといえばそう思う)にも上ることもわかった。また、93.4%が「牛乳が国産であることが意義がある」(とても意義がある・意義がある)と考えているという結果が出ており、日本の酪農を応援したい方は98.2%(非常に応援したい・応援したい・どちらかといえば応援したい)にのぼることもわかった。。

 ネオマーケティングの調査は、2015年2月12日から13日まで、20代から60代の女性各100名、計500名を対象にWebアンケート方式で実施された。
《編集部》

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