金融広報中央委員会は、「学校における金融教育の年齢層別目標」の取りまとめを公表した。お金について学ぶだけでなく、キャリア教育や経済の仕組みなどを学ぶことで、社会の中で生きる力を身に着けるための内容になっている。 今回の取りまとめは、2007年発行の「金融教育プログラム―社会の中で生きる力を育む授業とは―」を、現在の学習指導要領や、学校での金融教育の取り組みなどを踏まえて、「年齢層別の金融教育内容」を中心に改訂を進めたもの。 金融教育とは、お金や金融・経済全般に関して学び、社会の中で生きる力を身に着ける教育のこと。「金融教育プログラム」では、教育の内容を大きく4つの分野に分け、高校卒業までに社会の中で生きるために必要な力を身に着けられることを目標にしている。 プログラムは、「生活設計・家計管理に関する分野」「金融や経済の仕組みに関する分野」「消費生活・金融トラブル防止に関する分野」「キャリア教育に関する分野」の4分野にまとめられ、消費や貯蓄といった、身近なお金に関する内容から、経済政策や金銭トラブル、働くこと、社会への感謝と貢献など、幅広い内容について触れられている。 「学校における金融教育の年齢層別目標」は金融広報中央委員会のWebサイト「知るぽると」で閲覧できる。