宮城県が「中1不登校の解消に向けて」リーフレット作成

教育・受験 学校・塾・予備校

リーフレット「中1不登校の解消に向けて」
  • リーフレット「中1不登校の解消に向けて」
  • 平成25年度調査「不登校になった学年」
  • 中1不登校にさせない初期対応
  • カンファレンスシートと不登校対応記録票
 宮城県は、中学1年生の不登校対策のリーフレット「中1不登校の解消に向けて」を作成。同県は中学校における不登校数が全国ワースト1位という結果から、各学校が新たな不登校を作らない未然防止と初期対応の参考資料として活用するよう呼びかけている。

 リーフレットは、学校教育にかかわるすべての関係者が「中1不登校」の認識を高め、学校がチームとして魅力ある学校づくりに取り組むことを目的に作成された。同県の平成26年度の調査では、中学校における100人あたりの不登校数は3.17人と全国ワースト1位という結果になった。

 不登校になった学年をみると、不登校児童生徒全体の35%と、中学校で不登校になった生徒全体の54%は中学1年生から不登校になっており、「中1不登校」の現状が明らかになった。

 不登校児童生徒の追跡調査の分析や調査結果などから、中1不登校を改善するために、「小・中学校間の情報の申し送りや交流活動等による小・中連携の取組みのさらなる充実を図る」「児童生徒の変化を丁寧に見取り、適格にアセスメント(見立て)することによって、効果的な支援計画をたてる」など、4つの視点を掲げている。

 初期対応として3、4月に「小・中申し送り個票」などで情報収集し対人関係への配慮を行う。早期対応として欠席1日目には「すぐに電話」をかけ、登校を心から待っていることを伝える。欠席が連続3日目(累積6日目)は、家庭訪問や支援チームを結成し、チームメンバーで対応する。連続7日目(累積15日目)は校内不登校対策委員会を作り、全校体制で対応するなど、具体的な対処法を明記している。

 そのほか、小・中申し送り個票の詳しい書き方や登校支援のためのカンファレンスシートの活用方法、チームで取り組む中1不登校改善モデルなどが紹介されている。また、平成25年に作成した「不登校への対応~未然防止・初期対応・自立支援~不登校への対応の在り方について」とあわせて活用することを勧めている。リーフレットはWebサイトからダウンロードできる。
《田中志実》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)