全国学テ上位の福井県、東京で漢字学習の体験会6/14

 福井県は県内の全公立小学校で実施している漢字学習を体験する「体験!福井の漢字学習in東京」を6月14日、ふくい南青山291で開催する。福井県出身の東洋学者・白川静氏の「文字学」を生かした県独自の漢字学習が体験できる。

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体験!福井の漢字学習in東京
  • 体験!福井の漢字学習in東京
  • 福井県立図書館内の「白川文字学の室(へや)」
 福井県は県内の全公立小学校で実施している漢字学習を体験する「体験!福井の漢字学習in東京」を6月14日、ふくい南青山291で開催する。福井県出身の東洋学者・白川静氏の「文字学」を生かした県独自の漢字学習が体験できる。参加無料。

 福井県は、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)では、毎年トップクラスの正答率。昨年度の全国学力テストでは、中学生国語A、B、小学生国語Bは、全国トップ5に入った。同県は「白川文字学」を取り入れた漢字学習教材として、平成20年に漢字解説本「白川静博士の漢字の世界へ」を作成し、県内の全公立小学校で活用している。「古代文字から成り立ちの想像や、関連ある漢字を発見するなどの独自の漢字学習を行っている。

 白川博士は立命館大学名誉教授で、中国の古代人の生活と意識まで踏み込んだ「白川文字学」を確立。亡くなる1年ほど前の平成17年に県立図書館に「白川文字学の室(へや)」を開設、その後も漢字学習の推進を担っている。

 また、平成25年度からは、学校内の漢字学習をリードする教員を「漢字指導者」として認定する制度を創設。県内で開催される漢字教育に関する研修会の参加や授業参観、授業実践などの審査を受けて教育委員会が認定している。

 「体験!福井の漢字学習in東京」は親子や教員のほか、一般も参加が可能。2部構成で、白川博士の「文字学」を生かした漢字学習の授業や、古代文字パズルや漢字パズルを使用する遊びの会などを行う。入場は無料だが、事前予約が必要。県のホームページから申込書をダウンロードし、必要事項を明記して申し込む。

◆体験!福井の漢字学習in東京
日時:6月14日(日)1部11:30~12:30、2部13:00~15:00
会場:ふくい南青山291(港区南青山5-4-41 グラッセリア青山)
入場料:無料
申込方法:ホームページから申込書をダウンロードして申し込む
《田中志実》

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