【大学受験2016】立命館、東アジアのリーダー育成と新AO入試導入

 立命館大学は2016年度より、広東外語外貿大学(中国広州)および東西大学校(韓国釜山)と連携した、日中韓キャンパスアジア・プログラム(CAP)の常設化とCAP連動型のAO入試を新設すると発表した。

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日中韓キャンパスアジア・プログラム(CAP)の常設化の概要
  • 日中韓キャンパスアジア・プログラム(CAP)の常設化の概要
  • 日中韓キャンパスアジア・プログラム(CAP)の常設化後のカリキュラム
 立命館大学は2016年度より、広東外語外貿大学(中国広州)および東西大学校(韓国釜山)と連携した、日中韓キャンパスアジア・プログラム(CAP)の常設化とCAP連動型のAO入試を新設すると発表した。

 CAPは、東アジアのリーダーを育成することを目的として、2012年度より実施している日中韓3か国共同の国際教育プログラム。同プログラムは、2・3年次に日中韓3か国を移動しながら、各国の歴史・文化・社会への理解や、東アジアを客観的・相対的に捉える能力を養うことを最大の特徴としている。

 同プログラムに参加する30名の学生(各国10名)の語学運用能力および相互理解の深さなどの成長が著しいことから、2016年度以降CAP常設化し、毎年新入生を受け入れることを決定。常設化後は参加人数を増やしていくという。

 また、同大では、中国語・朝鮮語を学ぶ高校生を対象としたCAP連動型のAO入試「国際方式(中国語・朝鮮語/キャンパスアジア)」を新設。AO入試と入学後の4年間の教育プログラムを連動させ、中国・韓国の2か国に2年間留学するという国内初の仕組みを導入する。

 新AO入試の出願要件は、中国語検定4級以上や韓国語能力試験2級以上、中国語や韓国語のスピーチコンテストでの本選出場経験など。現在、中国語もしくは韓国語教育を行っている高校は全国の高校の約13%にのぼるという。

 同大では、今回の取組みを「スーパーグローバル大学創成支援」構想具体化の第1弾としており、これまで高大連携が十分に進んでいなかった中国語・韓国語を基軸としたグローバル人材の育成を強化し、将来東アジアのリーダーとして活躍できる人材の輩出を目指しているという。

 CAP連動型AO入試の出願期間は8月24日から8月28日。募集学科の詳細や出願資格概要などの詳細については、同大Webサイトにて確認できる。

◆新AO入試 国際方式(中国語・朝鮮語/キャンパスアジア)概要
出願受付:2015年8月24日(月)~8月28日(金)
試験日:第1次選考(書類審査)合格発表日 9月18日(金)
     第2次選考試験日 10月3日(土)
※募集学科の詳細や、出願要件などについては同大Webサイト確認のこと
《畑山望》

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