2016年卒業予定者、4月末の内々定率は前年同月比-30.9ポイントの9.8%

 マイナビは5月15日、「2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査」と「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を発表した。4月末時点の内々定率は、前年同月比30.9ポイント減の9.8%、1人あたりの内々定保有社数は1.4社という結果だった。

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 マイナビは5月15日、「2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査」と「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査4月の活動状況」の結果を発表した。4月末時点の内々定率は、前年同月比30.9ポイント減の9.8%、1人あたりの内々定保有社数は1.4社という結果だった。

 「2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査」は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的として、2010年3月に開始し、今年で6年目となる。今回は、2016年3月卒業見込みの全国の大学4年生・大学院2年生を対象に、4月27日~5月1日の期間で「マイナビ2016」の会員に対するWebアンケートを実施し、12,067件の回答を得た。

 今年の調査では、広報活動開始から2か月しか経過していないことから、前年同月比30.9ポイント減の9.8%。また、1人あたりの内々定保有社数も前年同月比0.3ポイント減の1.4社だった。複数内々定保有者は少なく、81.4%の学生が1社のみから内々定を得ているという結果だった。

 内々定者の今後の就職活動は、「内々定先に不満ではないが、ほかの企業も見たいので続行する」が最多の62.4%で、ついで「内々定先に不満なので続行する」21.3%、「内々定先に満足したので終了する(終了している)」13.9%、「内々定先に不満だが活動は終了する(終了している)」0.7%だった。

 「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」は、月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回ごとに異なった追加調査の結果を4月から11月まで毎月発表するもの。4月27日から30日の期間に、2016年卒業予定の全国の大学4年生および大学院2年生を対象に、Webアンケートを実施し、1,703件の回答を得た。

 同調査によると、4月の就職活動は合同企業説明会や大学主催のガイダンスから、個別企業説明会参加や選考参加へシフトし、面接を受けた学生は、1次面接は67.2%、最終面接は20.7%と、具体的な選考へと進んでいるようである。

 また、4月の就活にかかった費用に関する調査では、平均25,595円だったが、交通費や宿泊費だけに注目してみると、関東エリアの就活生平均が13,244円、関西エリアの就活生平均が16,601円、東海エリアの就活生平均が18,861円なのに対し、その他エリアの就活生平均が32,124円と、その他エリアの就活生の交通費・宿泊費は、関東エリアの就活生に比べ、倍以上の交通費・宿泊費がかかっていることがわかった。さらに、3月にかかった費用と比べても、その他エリアの就活生の交通費・宿泊費の上昇率は非常に高いという。
《外岡紘代》

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