会計に関する総合ポータルサイト「KAIKEI NET(カイケイ・ネット)」を運営するMS-Japanは、5月18日に発表された平成26年度公認会計士試験修了考査の合格発表について、受験者数・合格者数ともに平成23年をピークに3年連続で減少している状況を明らかにした。 平成26年度公認会計士試験修了考査の合格発表によると、受験願書提出者は2,201名、うち受験者は2,030名、合格者は1,438名だったという。 受験者数は、平成23年度の3,468名をピークに年々減少しており、今年は前年より232名少ない2,030名と、ピーク時の3分の2以下に落ち込んでいる。また、合格者についても平成23年の2,378名をピークに減少傾向が続き、今年は前年より90名少ない1,438名。合格率は前年67.6%に対し、今年70.8%と微増となった。 受験者数・合格者数の減少傾向は今後も続くことが予想されるという。この減少傾向に対し、一般企業や会計系ファーム等での公認会計士の採用ニーズは高まっている状態だという。業界全体の人材不足も懸念される中、修了考査合格者の今後の動きに注目が集まりそうだ。