日立マクセル、明るさと鮮明さを実現したLEDプロジェクター開発

 日立マクセルは6月18日、LED個体光源エンジンを搭載した「LEDプロジェクター」を開発したと発表した。LED光源のプロジェクターとしてはトップクラスの、3,000ルーメンを超える明るさを実現したという。

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  • 光学分野でも幅広い製品開発を行っている
 日立マクセルは6月18日、LED個体光源エンジンを搭載した「LEDプロジェクター」を開発したと発表した。LED光源のプロジェクターとしてはトップクラスの、3,000ルーメンを超える明るさを実現したという。

 このLED個体光源エンジンは、フィリップス社が所有するHLD LED技術と、マクセルが開発した高効率光学技術を採用。HLD LED技術は、青色LEDが発する光を、蛍光体ロッドを通じて高出力の緑色光に変換するもの。LEDプロジェクターとしてはトップクラスの3,000ルーメンを超える明るさと、20,000:1のコントラスト比、さらに約2万時間にわたってより鮮明な映像を投写できるのだという。

 この「LEDプロジェクター」は、米国・フロリダ州で開催されている業務用映像音響機器見本市「InfoComm2015」(現地時間6月17日~19日)で、技術展示された。

 同社では、このLED個体光源エンジンを5,000ルーメン以下の個体光源プロジェクターのコア技術として位置づけ、2016年前半から同エンジンを搭載したプロジェクターを市場投入する計画だという。
《外岡紘代》

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