民間と連携、中学生課外授業「ヨドジュク」8月から実施

 大阪市は淀川区の中学生を対象にした課外授業「ヨドジュク」を8月から実施。基礎学力向上や学習習慣の形成を目的に、民間事業者を利用して同区で先行実施される。受講料は月額10,000円。経済的負担を軽減するため、「塾代助成カード」が利用できる。

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ヨドジュクを実施する「子ども・青少年育成支援協会」
  • ヨドジュクを実施する「子ども・青少年育成支援協会」
  • 課外授業の「学習内容と目標」(中2・国語)
  • 課外授業の「学習内容と目標」(中3・数学)
  • 課外授業の「学習内容と目標」(中3・英語)
 大阪市は淀川区の中学生を対象にした課外授業「ヨドジュク」を8月から実施。基礎学力向上や学習習慣の形成を目的に、民間事業者を利用して同区で先行実施される。受講料は月額10,000円。経済的負担を軽減するため、「塾代助成カード」が利用できる。

 同市は、平成25年度と26年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)において、中学生の全科目で全国平均正答率を大きく下回った。また、質問紙調査では、「1日の勉強時間」が全国と比較して短い傾向が分かっている。そのため27年度から、放課後に塾などの民間事業のノウハウを活用した課外授業を淀川区内2つの中学校校舎を利用して実施することになった。

 このたび、公募していた事業者が「あすはな先生」や発達障害学習支援サポーターを運営する「一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会」に決定し、ヨドジュクの申込みを7月6日から開始する。対象は淀川区内に住む中学生。場所は大阪市立十三中学校と美津島中学校。期間は平成27年8月から平成28年3月まで。

 十三中学校は毎週火曜・木曜、美津島中学校は毎週水曜・金曜に実施。週に2コマ選択の通学になり、1コマ目は午後6時30分~午後7時20分、2コマ目は午後7時30分~午後8時20分。定員は場所、コマごとで15人程度、合計60人程度。

 受講料は月額10,000円(税込)だが、子育て世代の経済的負担を軽減するために、学習塾などで月額10,000円まで利用できる「塾代助成カード」を交付する塾代助成事業を利用できる。

 ヨドジュクの申込みは「子ども・青少年育成支援協会」のWebサイトまたは電話で行う。先着順で定員になり次第締め切る。

◆淀川区課外授業「ヨドジュク」
期間:平成27年8月~平成28年3月
場所:大阪市立十三中学校(大阪市淀川区十三東5-1-27)、大阪市立美津島中学校(大阪市淀川区加島1-54-41)
曜日:十三中学校は火曜、木曜、美津島中学校は水曜、金曜
時間:1コマ目は18:30~19:20、2コマ目は19:30~20:20
定員:場所、コマごとに15人程度、合計60人程度
受講料:月額10,000円(税込)、塾代助成カードが利用できる
申込み:7月6日(月)からWebサイト、または電話で申し込む。先着順
《田中志実》

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