【AO入試の基礎7】保護者必見、オープンキャンパス3つのポイント

 AO入試や推薦入試を受ける予定の子どもの保護者の質問に、教員経験をもち、総合キャリア支援団体「MyCareerCenter」を運営する岡村洋平氏が答える連載「AO入試の基礎」。第7弾では、夏休みに多くの大学で行われるオープンキャンパスについて話を聞いた。

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 AO入試や推薦入試を受ける予定の子どもの保護者の質問に、教員経験をもち、総合キャリア支援団体「MyCareerCenter」を運営する岡村洋平氏が答える連載「AO入試の基礎」。第7弾では、夏休みに多くの大学で行われるオープンキャンパスについて話を聞いた。

◆AO入試で受験をするなら、オープンキャンパスへの参加をお勧め

 夏休みは、多くの大学でオープンキャンパスが行われます。「オープンキャンパス」は、1990年代頃に私立大学を中心に行われるようになり、2000年代に入ると、ほとんどの大学で行われるようになりました。大学側も、大学について高校生や保護者により深く知ってもらう機会として非常に力を入れ始めているので、AO入試を受験する高校やその保護者にとっては、事前に大学のことをよく知る機会として非常に重要な機会です。

 オープンキャンパスに行く際の一般的なチェックポイントやQ&Aについては、インターネットや雑誌などで多く取り上げられているので、ここではAO入試の受験を検討している方向けにいくつかの点に絞って、オープンキャンパスでチェックすべき点を挙げます。すでに受験する大学を決めているという場合も、あるいはこれから決めるという場合も、AO入試での受験を検討するなら、オープンキャンパスには必ず足を運んでほしいと思います。

 AO入試は、一般受験と比べるといくつもの大学を受験することが難しく、志望校を選ぶ段階・志望を決めている場合のいずれにおいても、その大学のことを深く知る必要があります。そして、知るだけではなく、大学とお子さまとのマッチングも重要になるので、是非とも主体的に情報収集をしてほしいと思います。

◆お子さまにオープンキャンパスで心がけてほしい3つのポイント

(1)必ず、複数の大学のオープンキャンパスに行くこと

 まだ志望している大学が決まっていない場合はもちろん、すでにほとんど決めているという場合であっても、オープンキャンパスは必ず複数の大学に行くように促してあげると良いでしょう。

 というのは、志望する大学があまり明確でなかった場合、高校生はオープンキャンパス1校目で「ここしかない!」と思い込んでしまいがちで、その大学への志望を決めてしまう、ということがよくあるからです。もちろん、本当にその大学がベストであればよいのですが、ひとつの大学だけを見て決めた場合は、複数の大学を見たうえで決めたという場合に比べ「なぜこの大学に入りたいのか」という根拠や「絶対にここに入りたい」という意欲があいまいになる可能性があります。

 実際、キャンパス内に入ったり教授や学生から話を聞いたりする機会は、大学選びの強烈な「原体験」になります。そのため、いずれにしても1校目は非常に新鮮な体験になり、「ここしかない!」になりがちなのです。だからこそ、お子さまが必ず複数の大学のオープンキャンパスに行き、「比較する」視点を持てると良いですね。

(2)公式プログラム「以外」の情報にもアンテナを張る

 オープンキャンパスは、大学にとっては一種のプロモーション活動であり、宣伝です。その意味は、そこで何をどのように行うかは、「大学が知ってほしいこと」に限られます。もちろん、それは重要な情報ばかりですが、せっかく足を運ぶからには、それ「以外」のところからもさまざまなことを知ってほしいもの。

 たとえば、大学の雰囲気を知るなら、学生食堂やカフェスペースなど。施設の紹介として案内されることもあるかと思いますが、できればそこで案内「されない」場所を見ると、大学の実際の雰囲気や学生のようすがよくわかると思います。

 また、掲示されているものからも察することができることはあります。たとえば自主ゼミや勉強会などの掲示物が多ければ、学ぶ意欲が高い学生が多いということが考えられますし、就職セミナーの掲示物があれば、どういった就職先を考えている学生が多いかや、どういった企業と繋がりがあるのかなどをイメージできるでしょう。

(3)オープンキャンパスに集まる高校生は?

 オープンキャンパスに来ているのは、当然、その大学に関心がある高校生が中心。もしもその大学に入学したら、お子さまは彼・彼女らと一緒に学ぶことになります。「どんな大学生活になるか」が友人による部分も大きいのは、保護者の方も経験されているところだと思います。

 それによって、4年間の成長や、学生生活の充実度は大きく変わります。ここはお子さま自身の感覚によるところですが、自分と合いそうかどうか、直感的なところを聞いてみると良いと思います。

 以上3つが、とりわけAO入試の受験を検討している方が、大学のことをよく知るためにオープンキャンパスでチェックしてほしいポイントです。受け身になることなく、この機会をどうか積極的に利用して、より良い大学選びができるよう応援してあげてください。

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 連載「AO入試の基礎」は、AO入試や推薦入試を、学生やその保護者が受験をする際の「前向きな選択肢のひとつ」にするべく掲載されるシリーズ。次回もAO入試お役立ち情報を掲載する。


《編集部》

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