劇症型溶血性レンサ球菌感染症、1999年以降で最多の患者数へ

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国立感染症研究所
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 発病から病状の進行が非常に早く、壊死(えし)や多臓器不全などを引き起こす「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」。「人食いバクテリア」とも呼ばれるこの感染症が、1999年以降でもっとも多い患者数となっている。

 国立感染症研究所の感染症発生動向調査によると、2015年第32週(8月3日~8月9日)時点での累積報告数は279件。2014年(第1週~第52週)の累計報告数273件を超え、1999年以降でもっとも多い件数となっている。都道府県別では、東京都の44件が最多。そのほかでは大阪府28件、神奈川県20件、千葉県15件、兵庫県15件などが多くなっている。

 東京都感染情報センターによると、レンサ球菌に感染しても無症候のことも多く、ほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症にとどまるが、まれに通常は細菌が存在しない組織(血液、筋肉など)に菌が侵入することで、重篤な疾患を引き起こすことがあるという。予防のポイントとして、傷を清潔に保つこと、痛みや発熱などの感染の兆候が見られた場合には、直ちに医療機関を受診することをあげている。なお、小児が多く罹患するA群溶血性レンサ球菌とは区別されるという。
《黄金崎綾乃》

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