iTeachers TV、iPad利用は自由に…規則で「邪魔したらアカン」近大附属乾氏

 iTeachers TVは8月26日、近畿大学附属高等学校の乾武司氏による「近大附属×iPad iPadのある学校2013-2015」を公開した。今回のiTeachers TVは、夏休みに合わせた「iTeachers TV 2015 Summer Special」全4回の最終回。

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iTeachers TV 2015 Summer Special 第4回(画像は動画の一部)
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 iTeachers TVは8月26日、近畿大学附属高等学校の乾武司氏による「近大附属×iPad iPadのある学校2013-2015」を公開した。今回のiTeachers TVは、夏休みに合わせた「iTeachers TV 2015 Summer Special」全4回の最終回。

 「iTeachers TV 2015 Summer Special」は、毎週水曜日夜に更新される教員向け教育ICT利活用番組「iTeachers TV」の夏休み特別企画。全4回にわたり、7月15日に東京国際フォーラムで開催された「ラーニングテクノロジー2015」で行われた公開収録のようすを放送する。

 第1回、第2回は、近畿大学附属高等学校の森田哲教頭の講演を取り上げ、第3回、第4回は同校ICT教育推進室室長の乾武司氏の講演のようすを放映。乾氏は、2013年に初めてiPadを導入した学年の担任として学んだiPad利用のノウハウを伝授する。同氏によれば、iPad利用の成功の秘訣は「生徒にiPadを相棒として、自由に利用させてあげる」こと。生徒たちが学びではなく遊びに端末を利用するのではないかという疑問への回答を含め、なぜ1人1台のiPadが教育に必要であるかを説く。

 夏休み特別企画動画全4回はいずれもYouTubeで視聴可能。4回を通して視聴すると、同校がどのような基準や目的を持ってiPadを導入し、運用したのかの手法や経過がわかる。乾氏によると、同校はiPadの導入で生徒たちに自律的に協働して学習する「21世紀型スキル」を身につけさせる方針だという。

 なお、動画本編後のミニ番組「教育ICTなんでも3ミニッツ」は本動画でも放送される。今回は、玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科准教授の小酒井正和氏による「iPadの入力デバイス」講座。Bluetoothキーボードを例に、iPadをパソコンとして利用する方法を紹介する。

 iTeachers TVは、毎週水曜日夜に動画を更新。新着動画情報のほか、番組を作成・配信するiTeachersに関する詳細は同団体Webサイトで閲覧できる。iTeachersは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チームで、「現場目線から『教育3.0』の実現に向けたムーブメントを起こしていく」としている。

◆【Special】乾武司先生(近畿大学附属高等学校)後編:iTeachersTV 教育ICTの実践者たち
《佐藤亜希》

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