長崎県松浦市、高校生就学支援制度で学生の市外流出に歯止め

 長崎県松浦市は、県立松浦高校就学生徒を対象とした就学支援制度を平成25年度から開始する。毎年5月1日現在、松浦高校に在学している生徒を対象に通学費補助、下宿補助、模試受験費補助制度などが設けられるという。

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長崎県松浦市は、県立松浦高校就学生徒を対象とした就学支援制度
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 長崎県松浦市は、県立松浦高校就学生徒を対象とした就学支援制度を平成25年度から開始する。毎年5月1日現在、松浦高校に在学している生徒を対象に通学費補助、下宿補助、模試受験費補助制度などが設けられるという。

 松浦市は、長崎県北部に位置し、2万5158人(平成22年)の人口は減少傾向にある。人口の減少と若者の市外流出により平成23年には松浦東高校が閉校、現在では松浦高校が市内唯一の高校となっている。

 今回発表された松浦高校生徒への就学支援制度は、「生徒確保支援事業」と「進学及び就職支援事業」の2本立て。生徒確保では、入学準備金3万円、下宿補助費1万円(毎月)などを支給する。進学・就職支援では、進学模試や資格試験にかかる受験費用の半額を市が負担するという。

◆生徒確保支援事業
入学準備金:3万円(入学時)
下宿費補助:1万円(毎月)
市内航路通学費補助:航路運賃の50%(福島・鷹島・青島対象)

◆進学及び就職支援事業
進学模試受験費
就職模試受験費
資格試験受験費
補習費
各受験料・費用の50%を市が負担
※松浦高校が指定する受験費、補習費に限る
《水野こずえ》

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