【センター試験2016】被災者の臨時試験場、岩手県大船渡高校など3か所

 大学入試センターは10月30日、「東日本大震災に伴う平成28年度大学入試センター試験に関する特例措置」について発表した。実施される特例措置は、臨時試験場の設定と試験場の指定、検定料等の免除。

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 大学入試センターは10月30日、「東日本大震災に伴う平成28年度大学入試センター試験に関する特例措置」について発表した。実施される特例措置は、臨時試験場の設定と試験場の指定、検定料等の免除。

  東日本大震災の影響を踏まえ、大学入試センターは岩手県で2か所、宮城県で1か所に臨時試験場を設ける。試験場については、東日本大震災の影響により避難先からほかの学校に通学している場合を考慮し、志願者からの希望に応じて実際に居住している住所にもとづき指定する。

 検定料等の免除については8月に公表されていたが、臨時試験場は検討中となっていた。設定された臨時試験場は、岩手県の岩手県立大船渡高等学校試験場(岩手県大船渡市)、および岩手県立釜石高等学校試験場(岩手県釜石市)、宮城県の宮城県気仙沼高等学校試験場(宮城県気仙沼市)。

 検定料等の免除対象は、東日本大震災における災害救助法が適用されている地域で被災した志願者。家計支持者が所有する自宅家屋が全壊、大規模半壊、半壊、流失した場合、または家計支持者が死亡または行方不明の場合に検定料などを免除する。居住地が福島県第一原子力発電所事故により、帰還困難地域、居住制限区域または避難指示解除準備区域に指定された者も免除の対象になる。免除されるのは、検定料(3教科以上18,000円、2教科以下12,000円)と成績通知手数料800円。

 特例措置の手続きの詳細については、2015年12月に送付する受験票とあわせて送付される。2016年度の大学入試センター試験は、1月16日および17日に実施される。
《黄金崎綾乃》

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