RSウイルス感染症報告数が前月比5倍、乳幼児は注意を…名古屋市

 名古屋市は11月18日、市内で報告が増えているRSウイルス感染症について市Webサイトで注意を促した。市内における10月期のRSウイルス感染報告数は233件で、前月比5倍以上。

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RSウイルス感染症報告数が前月比5倍、乳幼児は注意を…名古屋市
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 名古屋市は11月18日、市内で報告が増えているRSウイルス感染症について市Webサイトで注意を促した。市内における10月期のRSウイルス感染報告数は233件で、前月比5倍以上。名古屋市のほか、厚生労働省がRSウイルス感染症に関する概要や予防法を掲載している。

 RSウイルス感染症は、RSウイルスによる呼吸器の感染症。生後1歳までに半数以上、2歳までにはほぼ100%の乳幼児が初感染するとされている。感染後、典型的には4日から6日間の潜伏期間を経て発症し、発熱、鼻汁、咳等の症状が2日から3日続く。名古屋市によれば、乳児が生後数週間から生後数か月に感染した場合は、肺炎などの重篤な症状を引き起こすことがあるという。

 名古屋市内における10月期のRSウイルス感染症報告数は233件で、9月と比較し5.18倍。厚生労働省によると、RSウイルス感染症は例年冬期に報告数のピークが見られる。

 感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染やウイルスがついている手指や物品、ドアノブなどを触ることによる接触感染。名古屋市は、咳などの呼吸器症状のある場合はマスクを着用して周囲への感染を防ぐほか、おもちゃや手すりなどをこまめにアルコールなどで消毒するよう呼びかけている。また、流水と石けんによる手洗いを行い、感染を防ぐよう注意を促している。
《佐藤亜希》

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