【子どものアレルギー5】授乳期のお酒や紅茶、薬が乳児に与える影響とは?

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【子どものアレルギー5】授乳中のお酒や紅茶、薬が乳児に与える影響とは?(画像はイメージ)
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◆嗜好品の服用が乳児に及ぼす影響…乳児の急性アルコール中毒も

アルコール:飲酒をすると、数分後から母乳に移行し、30~90分で母乳中のアルコールはピークに達します。アルコールは、胎児や乳児の学習能力への問題、記憶障害、低身長や低体重などの発育障害を引き起こす可能性があると言われています。3時間おきの授乳をしている間は、禁酒するのが望ましいところです。海外では、大量に母親が飲酒したあとの母乳で、乳児が急性アルコール中毒で死亡した例もあります。

喫煙:妊娠期に禁煙をしていても、授乳期に再開する場合もあるかもしれません。喫煙し終わって30分後に母体内のニコチン濃度はピークとなり、3時間後にかなり低下します。授乳期の喫煙は、母乳産生量を低下させると言われています。また、母乳を介して赤ちゃんにもニコチン成分が移行しますので、一般的に言われているニコチンによる体への影響が考えられます。

 アルコールもタバコも同様に、乳幼児の代謝力は母親の母体内の代謝に比べとても低いため、少量移行でも乳幼児の体への影響はとても大きいと思っていたほうが良いかと思います。

 タバコを吸った母親の母乳を飲んだ乳児は、吐きやすかったり、飲んでいる最中、のどがぜーぜー鳴っているという症状が出ることもある、と言われる方もいます。手の届くところにタバコを置いておき、誤飲する可能性もあります。実際に、乳幼児の誤飲物の1位はタバコである、という調査結果もあります。

 乳幼児が誤飲した場合、タバコ1本分は致死量に相当します。そのまま飲み込んでしまって、胃の内容物に水やミルクが含まれている場合は、タバコの成分を吸収しやすくなります。

 母乳には母親が摂取した食品の成分が含まれますが、母親が適切な量、頻度で卵、牛乳、小麦を食べた後の母乳によって乳児のアレルギーリスクが高まるといったことが明らかになっているわけではありません。ご自身の体のためにも、妊娠中、授乳期はバランスよい食事、禁煙、禁酒を心がけるのが良いでしょう。

 昨今では子どもの食物アレルギーの発症を恐れ、妊娠期、授乳期に卵、そば、ピー
ナッツ、ナッツなどを摂取しない方も一定数いらっしゃるようです。しかし、乳幼児
のアレルギー発症においては早い時期からさまざまな食物を摂取することが発症リス
クを低減し得るのでは、とも考えられています。

 ただ、どの程度の量をいつからどのくらい継続して摂取していくことでアレルギー
発症リスクがどの程度低減するか、などの具体的な部分についてはこれからより明らか
になってくるところかと思われます。

※追記(11月24日):一部情報に補足を行ったほか、授乳時の薬の服用について、参考媒体として国立成育医療研究センターWebサイトの「妊娠と薬情報センター」を追記しました。
《編集部》

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