私大の初年度納付金は平均131万円1,644円、授業料が微増

 文部科学省は12月25日、私立大学・短期大学・私立高等専門学校の平成26年度入学者に係る学生納付金等調査結果をまとめ公表した。私立大学(学部)の初年度学生納付金は平均131万1,644円、学部別で増減が大きかったのは医歯系学部で、対前年度比1.2%減となった。

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  • 平成26年度における私立大学、私立短期大学の初年度学生納付金
  • 私立大学の初年度学生納付金平均額(1/2)
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  • 平成26年度における私立大学大学院の初年度学生納付金
 文部科学省は12月25日、私立大学・短期大学・私立高等専門学校の平成26年度入学者に係る学生納付金等調査結果をまとめ公表した。私立大学(学部)の初年度学生納付金は平均131万1,644円、学部別で増減が大きかったのは医歯系学部で、対前年度比1.2%減となった。

 平成26年度の私立大学(学部)における「授業料」「入学料」「施設設備費」を合わせた初年度学生納付金は、131万1,644円。「授業料」は86万4,384円(対前年度比0.5%増)、「入学料」は26万1,089円(対前年度比1.3%減)、「施設設備費」は18万6,171円(対前年度比0.9%減)だった。

 学部別の初年度学生納付金では、文科系学部が114万6,819円、理科系学部が150万1,233円、医歯系学部が460万6,887円、その他学部が145万8,548円だった。各学部の対前年度比をみると、文科系・理科系学部の授業料は0.5%増、医歯系学部は1.0%減、その他0.5%増となった。入学料は、文科系学部1.7%減、理科系学部1.2%減、その他学部0.5%減となり、医歯系学部は0.2%増。施設設備費は、文科系学部1.1%減、その他学部2.7%減、医歯系学部3.7%減、理科系学部で1.6%増となった。

 初年度学生納付金に実験実習料などを加えた合計をみると、文科系学部122万5,855円(対前年度比0.1%増)、理科系学部164万380円(対前年度0.5%増)医歯系学部628万6,147円(対前年度3.6%減)、その他学部が161万1,967円(対前年度0.1%減)だった。

 このほか、私立大学短期の「授業料」「入学料」「施設設備費」を合わせた初年度学生納付金の全平均は111万3,103円(対前年度比0.4%減)、私立高等専門学校の全平均は73万7,565円(増減なし)。私立大学大学院は、博士前期課程で103万777円(対前年度1.4%減)、博士後期で87万3,363円(対前年度1.1%減)、専門職学位課程で143万1,514円(対前年度比1.3%減)だった。

 私立大学等の平成26年度入学者に係る学生納付金等調査における調査学校数は、私立大学578校、私立短期大学316校、私立高等専門学校3校。私立大学大学院は、博士前期課程427大学、博士後期課程303大学、専門職学位課程75大学。
《黄金崎綾乃》

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