【センター試験2016】得点調整行わず、大学入試センターが決定

 大学入試センターは1月22日、28年度大学入試センター試験において得点調整を行わないことを決定した。「地学」は受験者数が1万人未満のため、得点調整の対象にならない。

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2016年度センター試験のようす
  • 2016年度センター試験のようす
  • 得点調整対象科目間の最大平均点差
 大学入試センターは1月22日、28年度大学入試センター試験において得点調整を行わないことを決定した。「地学」は受験者数が1万人未満のため、得点調整の対象にならない。

 得点調整は、本試験において地理歴史、公民、理科2の各科目間で原則として20点以上の平均点差が生じ、これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合には、得点調整を行うもの。ただし、受験者数が1万人未満の科目は得点調整の対象とならない。

 20日に発表された平均点(中間集計)によると、理科2の生物と地学の間に23.66点の得点差があるものの、地学の受験者数が886で1万人未満のため、得点調整の対象とはならなかった。そのほか、地理歴史で「世界史B」と「地理B」の間で7.15点差、公民で「政治・経済」と「倫理」の間で8.12点差、理科2で「生物」と「化学」の間で9.12点差で、いずれも20点以上の差にはならなかった。

 なお、新旧過程の移行期であった昨年は、理科2で得点調整が行われ、「生物」で8点追加されたことに対して、不公平感があるなど、一部の受験生から不満の声があがった。

 センター試験は今後、1月23日、24日の追試験、2月4日の平均点等の最終発表、4月16日以降の成績通知書の送付が予定されている。
《編集部》

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