AO・推薦に学力検査導入? 一般入試1-2科目受験消失か…高大接続会議

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 文部科学省は3月11日、第13回高大接続システム改革会議において推薦やAO入試でも知識や技能、思考力や判断力、表現力をいった学力を適切に把握できるような入試のあり方を求めた。入試全般の在り方を見直し、高大接続システム改革の趣旨を踏まえた新たなルールの構築を目指す。

 3月11日に行われた「高大接続システム改革会議(第13回)」で提出された「最終報告(案)」は、高大接続システム改革について今後、文部科学省において具体化が図られるべき改革の方向性を提言するもの。

 最終報告案によると、一部のAO入試や推薦入試においては「『学力不問』と揶揄されるような状況が生じて」おり、「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」を問わない性格のものとして受け止められている面がある。よって、文部科学省は学力の評価を適切に行えるよう、AO入試や推薦入試、一般入試の入試区分の見直しを求めた。

 AO入試や推薦入試の実施要項には現状、AO入試については「知識・技能の修得状況に過度に重点を置いた選抜基準とせず」という記載があるほか、推薦入試には「原則として学力検査を免除し」といった記載がなされている。しかし、高大接続システム改革に向けた新しいルールではいずれの入試においても同様の記載を削除するよう要請し、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を適切に把握するよう促した。

 新しいルールを求める要請はさらに、一般入試に関しても言及。現行の大学一般入試では試験科目が1、2科目のみであったり、知識に偏重した選択式問題が中心で記述式問題を実施していない場合などがあることを指摘し、今後は解答の自由度の高い記述式問題なども含めた作問の改善や小論文などの導入に取り組む重要性を説いた。

 最終報告案は、3月25日に開催される第14回高大接続システム改革会議で最終的な検討が行われたのち、文部科学省Webサイトに決定された最終報告が掲載される予定。
《佐藤亜希》

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