首都大学東京、手作り人工衛星デジタルアーカイブを公開

 首都大学東京システムデザイン学部の渡邉英徳研究室(インダストリアルアートコース)らは、大学・高専学生による手作り衛星(超小型衛星)と缶サット(超小型模擬人工衛星)の成果をまとめた、デジタルアーカイブ「UNISEC Earth」を公開した。

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左:デジタル・アース上を飛翔する人工衛星/右:人工衛星を自動追尾
  • 左:デジタル・アース上を飛翔する人工衛星/右:人工衛星を自動追尾
  • 左:世界中の「缶サット」製作チームの情報を表示/右:関東近辺の「缶サット」製作チーム
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 首都大学東京システムデザイン学部の渡邉英徳研究室(インダストリアルアートコース)らは、大学・高専学生による手作り衛星(超小型衛星)と缶サット(超小型模擬人工衛星)の成果をまとめた、デジタルアーカイブ「UNISEC Earth」を公開した。

 手作り人工衛星デジタルアーカイブ制作事業は、大学・高専学生による手作り衛星やロケットなどの実践的な宇宙開発活動を支援している大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)の事業の一環で、文部科学省と宇宙航空科学技術推進委託費の支援を受けて行われた。

 制作には、首都大学東京の渡邉英徳研究室による「ヒロシマ・アーカイブ(2011年7月発表)」などの「多次元デジタルアーカイブズ」の技術を応用。首都大学東京システムデザイン学部の渡邉英徳研究室(インダストリアルアートコース)と、佐原宏典研究室(航空宇宙システム光学コース)、大学宇宙工学コンソーシアム(University Space Engineering Consortium, UNISEC)が、大学・高専学生による手作り衛星(超小型衛星)と缶サット(超小型模擬人工衛星)の成果をまとめた。

 「UNISEC Earth」は、三次元のデジタル・アース上に手作りの人工衛星の姿と軌道を双方向に可視化した「手作り人工衛星デジタルアーカイブ」と、世界中で活動している「缶サット」製作チームについての情報を、デジタル・アースにマッピングした「缶サットマッピング」から成る。2つのコンテンツは画面内のボタンで切り替えることができ、パソコンやスマートフォンのWebブラウザに対応している。
《外岡紘代》

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