ボローニャ国際児童図書見本市、絵本原画展に日本人10名が入選

 イタリア・ボローニャで4月4日から7日まで、世界最大の児童書専門見本市「ボローニャ国際児童図書見本市(Bologna Children's Book Fair)」が開催された。総出展社数は74か国1,278社に及んだ。

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日本からの出版社の合同ブース
  • 日本からの出版社の合同ブース
  • 新設されたデジタル会場への順路(緑)
  • デジタル新設基調講演にMicrosoft、Google、Disneyの3社
  • ボローニャ国際絵本原画展
  • ボローニャ国際絵本原画展
  • 会場はお祭りの感
  • フェア内でのドイツ関連展示
  • 絵本原画展50年記念の回顧展では読み聞かせ風景も
◆フェア名物、イラストレーター売り込み合戦

 「翻訳出版権の売買の場」という核がありつつ、そこから派生した複数のトピックが同時多発的に存在するのも、当ブックフェアの特徴である。「ボローニャ国際絵本原画展」「ボローニャラガッツィ賞」をはじめとする運営側主催のいくつもの賞がそれであり、受賞作品を展示する各種エキシビション、その他さまざまなテーマに関する展示、イベントがそれである。なかでもひと際ドラマチックなのが、各国のイラストレーター、絵本作家による自作品の売り込み合戦だ。

 運営側主催の賞に入賞や応募をした、しないに関わらず、世界各地からフェア開催を目がけてプロの絵描きたちが集う。彼らが目指すのは、一堂に会した各国の出版社の中から、自分の作品テイストに共鳴する相手を選び出すこと。もしくは逆に、相手から発掘してもらうことだ。なぜなら自国の絵本で好まれるテイストが、自分の描く絵と必ずしも一致するとは限らないし、そもそもコミュニケーションさえ取れれば、仕事の相手を国内に限る必要はどこにもない。

 腕によりをかけた美しい画面の数々を大きなファイルに入れ、真剣な面持ちでひたすら売り込み先を探し、アポを取り、訪問するイラストレーターたち。その存在によって、会場のなんとも心地よい緊張感が生まれているように筆者は感じた。イギリス、インド、イタリア…各国出版社のブース前で、売り込みの順を待つ彼らの列ができていたのが印象的だった。

【次ページ】「2016年は絵本原画展開催50周年」へ
《てらしまちはる》

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