また、今年はボローニャデジタルラガッツィ賞において、フィクション部門の最優秀賞を「Wuwu」(Step In Books、デンマーク)、ノンフィクション部門の最優秀賞を「Attributes by Math Doodles」(Carstens Studios、アメリカ)が受賞。11作品が選考を通過した。
昨年のボローニャデジタルラガッツィ賞の最優秀作「My Very Hungry Caterpillar」の配信元で、今年もブース出展で参加したStory Toys社(アイルランド)のチーフプロダクトオフィサー、Emmet O'Neill氏は語る。「昨年受賞の当社作品が、エリック・カールの『はらぺこあおむし』という世界中ですでに知られたキャラクターを軸に据えていたのに対し、今年はオリジナルの作品が選ばれているのが印象的。新設されたHall32エリアに関しても、昨年とは雰囲気が雲泥の差だ。これまでは出版部門の一角にデジタル関連ブースがかたまっており、あちこちの出版社を回って疲れきった人が来る場所でしかなかった。しかしここには、本当に興味のある人が来てくれる。広さも昨年の4、5倍にはなっている感覚だ。年を追って、どんどん大きくなるだろう。」