「読むこと」による小学校・国語の授業事例紹介…国立教育政策研究所

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 国立教育政策研究所教育課程研究センターは、小学校における国語の授業改善に役立ててもらうことを目的に「小学校国語科映像指導資料」を作成し、ホームページに掲載した。言語活動の充実を図った「読むこと」の授業づくりについて、12の実践事例を紹介している。

 グローバル化や情報化社会の中で、大人だけではなく、子どもも膨大な情報から何が重要かを主体的に判断することが求められている。学校の授業においても、今後は与えられた文章の意味を理解するだけでなく、目的に応じて必要な情報を得て互いの考えを交流しながら新たな意味を見いだすといった、課題の発見と解決に向け主体的・協働的に学ぶ授業づくりを行っていく必要があるという。

 「小学校国語科映像指導資料」は、国語科の「読むこと」領域における授業づくりを中心に、その改善の具体的な方策を授業実践という形で提示した資料。子どもの読書生活をより豊かにし、調べ学習などにおいて発揮される読む能力を育成するなど、課題を探究することのできる国語の能力を身に付けることができるよう、小学1年生~6年生まで各2例ずつ、言語活動の充実を図った「読むこと」領域の授業実践事例を具体的に紹介している。

 1年生の事例のひとつでは、「マイ吹き出しでお話の大好きなところを紹介しよう」という取組みを紹介。「本や文章を楽しんだり、想像を広げたりしながら読むこと」に対応する言語活動の実践として、物語を読みながら好きな個所に吹き出しを付け、想像を広げて読む活動を実施した。1年生の児童にとって、これらの取組みは場面のようすを捉え、想像の手がかりとなる登場人物を把握し、登場人物と自らを結びつけて考え、思いをまとめることにつながるという。

 また、5年生の事例では「伝記を読んで自分の生き方を考えよう」という取組みを紹介。伝記を読むことを通して、今の自分と最上級学年に進むこれからの自分を支える一文(言葉)を見つける活動を実施した。自分を支える一文を見つけるうえで、伝記で取り上げた人物の行動、言葉、業績、筆者が見いだした業績の意味など本文全体の叙述を関係付けながら、文章全体について自分の考えを明確にして読む訓練になるという。

 資料では、それぞれの実践事例について取組みの詳細や指導目的、指導計画、実際の指導内容などについて具体的に示している。国立教育政策研究所 教育課程研究センターでは、各教育委員会や学校において資料を有効に活用し国語科の授業改善に役立ててほしいとしている。
《畑山望》

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