1位は38億円超、海洋資源開発・深海探査市場の科研費ランキング

 企業へのデータ提供および実行支援などを行うアスタミューゼは5月9日、海洋資源開発・深海探査市場における科研費獲得金額ランキングトップ50を発表した。総投資額約151億円、全大学・研究機関182のうち、首位に立ったのは東京大学だった。

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アスタミューゼ 「海洋資源開発・深海探査」市場における科研費獲得金額ランキングTOP50
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 企業へのデータ提供および実行支援などを行うアスタミューゼは5月9日、海洋資源開発・深海探査市場における科研費獲得金額ランキングトップ50を発表した。総投資額約151億円、全大学・研究機関182のうち、首位に立ったのは東京大学だった。

 アスタミューゼは、独自に定義した「2025年の180有望成長市場」の中でも、基礎から応用までのあらゆる学術研究を発展させることを目的とする競争的研究資金「科学研究費助成事業(科研費)」に注目し、海洋資源開発・深海探査市場における大学・研究機関別の科研費獲得金額ランキングを発表した。科研費獲得金額は2006年から2015年の交付分を基準に、2016年4月時点に取得したデータから算出した。対象の全大学・研究機機関は182。科研費の総額は約151億円。

 調査の結果、1位は東京大学で38億3,846万3,000円。2位にはJAMSTEC(海洋研究開発機構)が16億2,340万8,000円が続いた。3位は北海道大学で、11億9,739万3,000円。そのほか、4位東北大学、6位京都大学、7位九州大学、8位広島大学、9位東京海洋大学、10位大阪大学。

 ランキングと同時に、アスタミューゼは各大学が取り組んでいる「注目すべき研究テーマ」も発表。東京大学では海の鉱物資源の科学と工学の新展開が期待を集めており、東北大学では2011年に起きた東北地方太平洋沖地震で起こったプレート境界断層すべりの研究に3億1,967万円が投じられているという。

 すべてのランキング結果や、注目すべき研究テーマはアスタミューゼWebサイトで公開されている。
《佐藤亜希》

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