東京都教育委員会は、4月26日より平成28年熊本地震で被災し都内に転居することになった高校生などの都立学校への転学受け入れを行っているが、今回加えて、被災地から都立学校へ転学した生徒を対象に経済的負担の軽減を図るべく支援を実施すると発表した。 支援対象となるのは、熊本地震に伴い、都内に転居および都立学校へ転学する、高等学校(中高一貫教育校を含む)と特別支援学校幼稚部または高等部に通学する生徒とその保護者。 具体的な経済支援として、被災生徒の保護者から申請があった場合「東京都立学校の授業料等徴収条例」に基づき、授業料および通信教育受講料を免除する。 また、都立高等学校に転学した生徒については「東京都立高等学校等被災生徒支援給付金の給付」として、教科書など授業に必要な図書類の購入経費、体操着など実技・実習に必要な用具の購入経費、学校で実施する修学旅行の参加経費など、学校での教育活動にかかる経費の一部を給付する。 同じく、都立特別支援学校に転入学した生徒についても「東京都立特別支援学校被災児童・生徒等受入支援事業補助金の補助」として、授業で必要な図書類や実技・実習に必要な用具経費、修学旅行の参加経費について補助するほか、障害の状況に応じて必要となるものにかかる経費、通学定期代などについて補助を行う。 給付、補助の対象となる経費の詳細や問い合わせ窓口についてはホームページにて確認できる。